干支の戌年の性格と意味。相性の良い相手と悪い相手は?特徴って?
2019/11/25
2018年は戌年(いぬどし)。
おそらく十二支(じゅうにし)の中で 最も親しみやすく人気のある干支(えと)かもしれませんね。
でもそもそも干支(えと)ってよくわからない という方も多いんじゃないでしょうか。
「戌年生まれってどんな性格?」
「戌の意味や由来って何?」
「相性の良い相手は?」
特に年男・年女の方は気になるかもしれないですね。
それでは順番に見て行くことにしましょう。
干支の戌年生まれの性格と特徴
人に対して優しく、人情深いのが戌年生まれの特徴です。
親切で明るい性格は誰からも好かれやすく、人付き合いが上手。
自由な振る舞いから一見 楽天家のようにも見えますが、実は堅実で頑固な部分も持ち合わせています。
細かいことを考えるのは苦手ですが、コツコツとした地道な作業は得意。何事に対しても努力を惜しまず、困難なことがあっても持ち前の根気で乗り越えようとします。
ただ、実は周りに助けられている事も多く、本人の気づかないところで他人を振り回しています。
それでもあまり恨まれたりすることなく人間関係を築いていけるのは、親しみやすい戌年生まれの持つ能力といえるでしょう。
干支の戌年の意味と由来
「戌」は元々「じゅつ」と読まれてました。
この「戌」という字は、刃物で作物を刈り取ってひとまとめに縛る様子をあらわしています。
前年の「酉」が収穫直前の状態を表している字なので、「戌」はその実りを収穫している状態ということですね。
今は「戌=いぬ」と読まれてますが、これは十二支を覚えやすくするために動物が割り当てられ「戌=犬=いぬ」となりました。
もともと十二支は人の栄枯盛衰、つまり成長の過程を表していて、11番目である「戌」は最終的な結実の年になります。
「ん?順番でいえば12番目の『亥』が最終なのでは?」と疑問に思うかもしれませんが、「亥」は次の新しい12年のサイクルに向けて すでに助走を切っている状態という扱いなので、「戌」が実質的な最終の年といわれています。
十二支による分類
干支の戌年と相性の良い相手と悪い相手は?
◯ 戌年と相性の良い相手
第1位 卯(う)
お互い惹かれ合う相思相愛の関係です。
性格的に似ている部分があり、一緒にいると心が安らぎます。
行動派の戌を、献身的で思いやりのある卯がサポート。
気持ちを理解しあえるため、共に発展していける いわば選手とトレーナーのような信頼関係で結ばれます。
第2位 午(うま)
明るく朗らかな午は 戌との相性がぴったり。
出会った瞬間から気持ちが通じ合い 打ち解けることができます。
より強い絆を結ぶには、個性的で主張の強い午の性格を戌が理解することが大切。
お互いの足りない部分や短所を補い合うことで とても良いパートナーとなります。
第3位 寅(とら)
気性の荒い寅ですが、なぜか戌に対しては従順で心を開きます。
負けず嫌いな寅とマイペースな戌は、一見咬み合わないようにも感じますが、お互いの考えを尊重しあうことでバランスの良い関係性を保つことが出来ます。
逆に、自分の意見を主張し過ぎると揉め事に発展することもあるので注意が必要です。
✕ 戌年と相性の良くない相手
第1位 辰(たつ)
現実的な戌にとって ムラのある辰の考えや行動は理解しがたく、また価値観も違うため素直に受け入れることができません。
戌は辰の行動についていけず、辰も戌の考えが理解できないので、一緒にいるとストレスが溜まります。
お互い歩み寄れる部分も少なく、一定の距離感を保たないと対立するでしょう。
第2位 酉(とり)
意見が咬み合わなず、相手のすることがいちいち気に触り敵視し合います。
そのため、一緒にいると良い所を潰し合い お互いが成長できません。
双方とも内面が頑固なので、どちらも折れることが出来ず関係は常に不安定です。
人は人、自分は自分と切り離し、干渉しすぎないようにしましょう。
第3位 未(ひつじ)
あれこれ言う割には自分から行動しない未に、戌はイライラしっぱなし。
普段からぶつかり合うことが多く、お互い主張が強いため 歩み寄ることも出来ません。
話し合いをしても空回りで、次第に消耗していきます。
トラブルを起こさないためには、相手の考え方に深入りしすぎないことが大切です。
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十二支の戌に関するまとめ
前章でも触れましたが、十二種類の動物は十二支をわかりやすくするために後から割り当てられたものです。
なので、その生き物から連想するイメージとは違っていると感じることもあるかもしれませんね。
「犬猿の仲」という言葉がありますが、占いでは意外にも仲が悪くないというのも そういった理由からです。
ちなみに、仲の悪い犬と猿の間に入って喧嘩の仲裁をしたのが鶏で、そのため干支の順番は 申(サル) →酉(トリ)< →戌(イヌ)となっているといわれています。
干支による運勢診断は 古くから伝わるでものですが、同じ干支でも生まれた生年月日などによってさらに細分化されます。
あまり気にし過ぎることなく、新しい一年の縁起を占う目安の一つとして参考にしていただければ幸いです。