手足の冷えがひどいときの改善方法。原因は?食べ物やマッサージは?
2018/10/04
手足のひどい冷えに悩んでいる方、何か対策はしてますか?
末端冷え性って本当に辛いですよね。 体温はそれほど低いってわけじゃないのに、手や足はなぜか氷のように冷たいですし、そのままにしておくとしもやけやあかぎれになったり。
寒い季節は本当に憂鬱になりますが、ちょっとしたケアで かなり改善できるんです。
ここでは手足の冷えがひどいときの改善方法、原因、体を温かくする食べ物やマッサージなど、自ら実践している方法をご紹介しています。
本格的な冬が訪れる前に、冷え性対策をしておきましょう。
手足の冷えがひどいんです。。。
長年、手足の冷えに悩まされてました。いわゆる末端冷え性ってやつですね。
冬の寒い時期は何をやってもダメ。エアコン等で室温を上げ、ようやく体が温まったと思っていても、ちょっと外に出た瞬間、また手や足の先がキンキンに。
指先が言うことを聞かなくなるので字を書くのも一苦労ですし、足先なんて冷たいのを通り越して痛みを感じるほど。もう本当に辛い。
(夏は夏でエアコンの冷風が苦手だったりします)
体が冷えると顔色も悪くなりますしね。
まあ、きっと運動不足や不規則な生活なども 冷え性体質になった原因の一つなんでしょう。
解っちゃいるけど、体質や生活習慣を変えるのってなかなか大変なんですよね。
かといってこのまま辛いのを我慢するのも嫌なので、出来ることは何でもやってみたところ、徐々に冷え性が改善されてきました。
手足が冷えるときの改善方法
ソックスの重ね履き&スリッパ
すでにご存知の方も多いと思いますが、ソックスを重ね履きすると足先の冷えがかなりマシになります。
「2枚分くらいのぶ厚い靴下でも同じなのでは?」と思いがちですが、全然違います。
外出の際に靴を履くときは、通常のもの×2だとキツくてかえって血の巡りが悪くなってしまうので、薄手のソックスを2枚重ねます。
今は薄手でも保温効果をうたった商品が色々販売されてますので、そういったタイプのものを使用してみるのもオススメです。
家にいるときは、下に普通のソックス、さらにその上にはモコモコした厚手のソックスを履きます。
この2枚を重ねて履くことでかなりの保温効果があります。
さらにスリッパ、もしくはルームシューズなどを履くと 床からの冷たさが伝わりにくくなりますよ。
室内でも手袋を着用
外出時に手袋をするというのは当然なんですが、部屋の中にいるときも手袋は有効です。
手袋と言っても、普通の手袋だとパソコンのキーボードも打ちづらいし、ペンで字を書くのも書きにくいですよね。
なので、自分の場合はこれを使用しています。
たったこれだけのことで手の冷たさが全然違いますし、指先が出てるので作業にも支障が出ません。
柄に関しては・・・もうちょっといいのがあると思います。
保温効果のある長い肌着を着る
寒がりのくせに肌着のダサいのはイヤということで、ずっと「あったかシャツ」や「あったかタイツ」みたいのは避けてきたんですね。
でも、どうにもこうにも寒さに耐えきれず、ユニクロでヒートテックの長袖シャツとタイツを買ってみたところ、まー温かい。もうね、一度着るとやめられなくなる。
これです。
↓
「ヒートテック エクストラウォーム極暖」
「通常のヒートテックより1.5倍暖かい!」そうです。
あー、なんでもっと早くに買っておかなかったんだろう。
ヒートテックのソックスもあるみたいなので、ぜひ試してみたいです。
半身浴をする
自分はどちらかと言えば「カラスの行水」タイプ。
入浴時間は短くてシャワーで済ますこともよくあったんですが、半身浴が血流改善に効果的で、しかも心臓に負担をかけることも無いと聞いたので実践してみました。
実際にやってみると下半身しかお湯に浸かってないにもかかわらず、じっとり汗をかきますし身体全体が温かくなってきます。
さすがに肩の方は寒いのでお湯をかけながらですが、脚はジーンと気持ちいいですし、頭がのぼせることもないです。
実際にお風呂あがりは下半身を中心にポカポカするので、冷え性改善にはおすすめです。
運動不足を解消
営業や現場仕事が中心ならともかく、デスクワークだとどうしても運動不足になりがち。当然筋肉量も落ちてきますし血流も悪くなります。
自分もそうなのですが、一日の大半を椅子に座って過ごすのって、どう考えても良くないですよね。
なので、できるだけ積極的に歩く機会を作るようにしています。
たとえば外出したときなど2駅くらいなら歩きますし、できるだけエスカレータではなく階段を利用するようにしています。
また、時間のあるときは季節を問わずウォーキングなどをするようにしています。
ウオーキング中は歩くリズムに合せて、手を握ったり開いたりしているんですが、これをすることでだんだん手のひらが温かくなってきます。
また、止まっている時も足の指などをニギニギすることで血流が良くなります。
このように、普段から細切れの時間を利用して「歩く」ことを心がけ、また歩くついでに手や足先を動かすことで、少しでもこわばった筋肉に血液を送り込むように意識してます。
冬になってからいきなりウォーキングを始めるのはなかなか勇気がいるので、できればもっと暖かい季節から始めて習慣づけてしまうことをおすすめします。
ただ・・・、以前張り切ってウォーキングしていて、ブヨに刺されてエライ目にあったことが2度あります。
この時は歩行すらままならなくなってしまい、かえって運動不足になってしまいましたw
暖かい日も、服装は露出の少ないもののほうがいいかもしれませんね。
(↑もし興味があれば。)
手足が冷える原因って?
暖房のついた家の中では大丈夫でも、一歩外に出たとたんに手足の先が冷え冷えのカチコチになるって人、多いんじゃないでしょうか。
これはある意味自然な現象とも言えます。
人間の体は気温にかかわらず一定の体温を保とうとします。
体の中で大切な部分といえば内蔵。この内臓部分の温度を下げないよう、手足などの多少温度が下がっても支障がない末端の部分を犠牲にして体の中心に血液を集めるんです。
なので、末端の血液を使わなくてもすむよう、体の温度を保つ工夫をすることで手足の冷えを緩和できるんですね。
手足の冷えに効く食べ物
体温を上げるには筋肉量を増やすこと。その筋肉作りに必要なのが良質なタンパク質。
主に肉類、豆腐などの大豆製品、乳製品などに多く含まれているんですが、中でも鶏の胸肉は高タンパクな上に低脂肪、しかも値段も安い。(笑)
あと、野菜に関しても 体を温めるものと冷やすものがあって、生野菜のサラダなどは体を冷やしますが、大根・ニンジン・ごぼう・さつまいも、などの根菜類を加熱して食べると身体を温めてくれます。
また、温かい飲み物もからだの内側から暖めてくれますので、冷えを感じるときはこういったものを積極的に摂るように意識しておきたいですね。
余談ですがちょっと話がそれるんですが、鶏の胸肉はパサパサして苦手っていう方に美味しい食べ方をご紹介しておきます。
- 1.胸肉の繊維を切るように薄くスライス
- 2.塩こしょうした後、両面に片栗粉をまぶす
- 3.もやしなどの野菜と一緒にフライパンで炒める
- 4.火が通ったらオイスターソースなどで味付けして完成
胸肉とは思えないくらい しっとり柔らかく食べられます。一度おためしあれ♪
生姜をためしてみる
以前「ためしてガッテン」というNHKの番組で紹介された内容が すごく興味深い内容だったのでご紹介しておきます。
生姜を食べると体が温まるということは一般的によく知られてますよね。でも冷え性の改善を目的とするなら、そのまま食べるよりも乾燥させてからのほうがより効果的なんだとか。
生のショウガに含まれるシンゲロールという成分は手足などの末端の血管を広げる作用がある反面、そこに血液を送り出すために体の深部体温が下がってしまうとの事。これだと根本的な冷えの改善になりませんし、前記した「内臓の温度を保つ」ということができなくなってしまいます。
ところが、生姜を乾燥させることでシンゲロールの一部がショウガオールという成分に変化します。
ショウガオールは血流を良くするだけでなく、深部の熱を作りだしてくれるため、からだ全体を温めることが出来るそうなんです。
作り方としては、買ってきたショウガを薄くスライスして天日干し、もしくは室内で乾燥させるだけ。
早速自分でも作ってみて、生姜味のスープにして飲んだり、細かく砕いて調味料のように料理に使ったり、面倒くさいときは一欠片つまんでそのまま食べたりしてます。
すぐに体がカーっとしてきて、いかにも冷え改善の効果が期待できそうです。
作り方自体は簡単なんですが、ただひとつ難点が。
「そースグには乾かん!」
これでもまだ半乾きの状態です。
天日干しだと虫やゴミがついたり風で飛んだりするし、室内だとちょっとやそっとじゃカラカラにならない。しかも電子レンジだと発火するおそれがあるんだとか。
時間をかけて作っても、乾燥したら量がちょっぴりになるし、そのくせ消費するのはあっという間だし、はっきり言って面倒です。
なんか簡単でいいのないかなと探してたら、ありました。
「ドライ生姜糖」
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乾燥状態で120グラムってなかなかの量。こりゃ手間とコストを考えたら自分で作るよりずっといいわ。
ちなみに、乾燥させたショウガは紅茶とかに混ぜて飲むのがおいしくておすすめ。布団に入っても寒くて眠れないときとかに飲むと、体がポカポカしてきますよ。
手足の冷えに効くマッサージ
手足の指のマッサージ
手や足の指が冷たくなった時によくやるマッサージがあるのでご紹介します。
まず片方の手の指を1本づつ、もう片方の手のひらでギュッーと握ります。
お寿司を握るような感じと言ったら伝わるでしょうか。
このとき、握る方の手は 手のひらではなく指の付け根部分を使って握り込むと力が入ります。
さらに握ったほうの親指で、握られている指先の爪部分をグイッと押します。
これを繰り返していると、指がジーンととしてきて徐々に温かくなってくると同時に、握っている方の手も温かくなってきます。
歩いてて信号待ちの時や、電車をホームで待ってる時なんかでも手軽にできます。
次に足の指ですが、さすがに手で握るのはやりにくいし、姿勢も大変ですよね。
そんな時は、片方の足の甲から指にかけてを、もう片方の足のかかとで踏むのがおすすめ。
靴を脱ぎ、椅子に座った状態で、あまり痛くなり過ぎない程度に上からマッサージするように足に重さをのせていきます。
足の甲、指の付け根、そして爪の部分の順に圧をかけることでだんだん血の巡りが良くなってきますよ。
気持ちよく感じるくらいの強さでやってくださいね。
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手足が冷えるときの対策 まとめ
今回は自分が実践している冷え対策をご紹介しました。
体質なんてそう簡単に変えられる物じゃないので、結局は小さな事から少しずつ改善していくしか無いのかなと思うんですが、その小さな事でなかなかの効果を実感してます。
冷えの度合いなどは人によっても違いますし、もっと症状がひどいという方もいらっしゃると思いますが、少しでも冷えに悩んでいる方の参考になれば幸いです。