お酒を飲むと顔が白くなる/顔色が悪くなる原因と良くする方法
2019/12/10
お酒を飲むと顔が白くなったり青くなったりしませんか?
普通に飲んでても まるで飲んでないみたいに見られたり しんどそうに見られたりするのって嫌ですよね。
なぜ赤くなる人や青くなる人、白くなる人がいるんでしょう?
ここではお酒を飲んで顔色が悪くなる原因と、その場で顔色を良くする方法をご紹介します。
お酒を飲むと顔が白くなる
お酒の席などで、みんな顔を赤らめ楽しそうに騒いでる中、ひとり白い顔だとなんだか浮いちゃいますよね。
「強いんだね」「全然飲んでないんじゃないの?」とか言われて無理にお酒を勧められるのもイヤですし「顔色悪いけど大丈夫?」「気持ち悪いの?」とか気を使われるのはもっとイヤなものです。
なるべく赤ら顔の人の隣に並ばないようにしてみたり、何か言いそうな人を避けてみたり。
でも確かにトイレの鏡とかで自分の顔を見たとき、血の気が引いたみたいに真っ白だったりすると、自分でも「え?」ってなったりしますよね。
同じように飲んでるのに、なんで違うんでしょう?
顔色が変わらない人はお酒が強いなんて言われてるけど、赤くなるけど強いという人もいますよね。
青くなる人や白くなる人って、身体のどこかが良くないんでしょうか?
顔色が悪くなる原因
そもそもお酒を飲むことで顔の色が変わるのはなぜなんでしょう。
アルコールは体内に取り込まれるとアセトアルデヒトという物質に変化し、血流を促進・抑制する神経に働きかけを行い、それによって血管を拡張・収縮させます。
血流を促進させる神経に作用すれば血管が拡張することで肌が赤くなり、抑制する神経に作用すれば収縮することで肌を青白く見せます。
このアセトアルデヒトを分解する力は「アルデヒト脱水素酵素」というもので、1型と2型があります。
2型のほうが、より分解能力が高いのですが、自分の中に持っている2型が弱かったり、もともと持っていないかったりする人は、分解しきれずに顔が赤くなってしまいます。
逆に顔色が変わらない、青くなる、白くなる、という人は2型を持っているということになります。
つまり、分解しにくいタイプの人は赤くなりやすく、またアルコールが抜けにくいため二日酔いになりやすく、逆に顔が赤くならない人は分解能力が高くて二日酔いにもなりにくい体質と言えます。
これは生まれつきというか、ある意味 遺伝的なものなので変えようがありません。
ただし、脂肪肝などが原因で肝機能自体が衰えてくると、このアセトアルデヒトの分解機能がうまく働かなくなる事があります。
「以前はお酒を飲んでも顔色が変わらなかったのに、なぜか最近赤くなるようになった」という場合、肝機能が弱っている可能性があるのかもしれません。
顔色を良くする方法
「じゃあ、2型を持っている人のほうがアセトアルデヒトの分解能力が高くていいじゃないか」と言うことになりますが、青白い顔で飲んでいると、なんとなくまわりから変に思われてるんじゃないかと気になりますよね。
お酒の席では赤くなる人のほうが多いので、その人たちとの対比で余計に顔色が悪く見えてしまうという事もあるでしょう。
できれば人並みに赤くなってたほうが健康的に見えるし、特に女性ならほんのり赤くなっていたりすると可愛く見えますしね。
しかし前章での説明の通り、これは元々の体質なので自分ではどうすることもできません。
他の方法で、少しでも顔色を良くみせるようにしましょう。
飲みながらこっそり顔色を良くする方法
- からだを暖かくする
顔が青くなったり白くなったりするときって、なんとなく顔や手足、もしくは身体全体が冷たかったりしないでしょうか?
これは毛細血管に血液が充分に行き渡っていない、俗に言う「血の気が引いた」状態です。
体温が下がると血流が悪くなりますので、温かい服を着るなどして意識的に「ちょっと暑い」と感じるようにすることで血行を良くできます。
エアコンが直接当たるような場所もできるだけ避けましょう。 - 顔をマッサージする
マッサージといっても飲みながらさり気なくできる方法です。
頬杖を付く要領で手のひらを顔を包み込むよう押し付け、パッとはなす事で血流が促され顔色がよくなります。
また軽くこすってやると、毛細血管が刺激され赤みが戻ります。
これを数回繰り返していると だんだん肌が温かくなってきて血の巡りが良くなってきます。
片手でできるので、グラスを持つ反対の手でさり気なくおこないましょう。 - 耳たぶをひっぱる
これもマッサージに近いですが、もともと耳には毛細血管が集まっていますので、耳たぶを引っぱったり耳全体を指でつまんで刺激を与えるとすぐに赤くなります。
最初は冷たかったはずの耳がジンジンと温かくなってくるはずなので、今度は徐々につまむ位置を耳の下からアゴにかけて下げていきます。
軽く指を曲げた状態で、人差し指と中指の第二関節あたりででつまむとやりやすいですよ。 - なるべく温かいものを飲む
ビールやチューハイなどは身体を冷やしますので、身体を温かくする日本酒、できれば熱燗などのほうがおすすめです。
喉が渇ている時にビールを我慢するのはなかなか辛いですが、とりあえず最初の1杯だけにして、あとは温かいものにするなど工夫しましょう。
夏のビアガーデンなどでは何か羽織るものを用意しておくなど、体を冷やさないように注意してくださいね。 - 服装を明るいものにする
着ている服の素材や色によって顔の映り方が変わります。
くすんだ色の服は顔色までくすませます。
淡い色や中間色などの地味な色合いは避け、なるべく明るい色のものにしましょう。
基本は暖色系を選ぶのがベター。また、少し光沢感のある素材のほうが顔が明るくなりますよ。
事前に鏡の前で合わすなどして、自分にはどのようなものが一番顔映りが良く見えるのかという事をを知っておくと良いですね。 - なるべく笑顔で楽しそうに
「顔色悪いよ」とか言われると気分も沈みがちですが、暗い表情をしていると余計にしんどそうに見えます。
あまり気にせず、出来るだけ明るい表情でいることが大切です、 - メイクでカモフラージュ
女性とってメイクは強い味方です。
チークをいつもよりほんの少し頬の内側まで入れておくだけで印象がぐっと変わります。また、少しパールの入ったものは顔を明るく見せてくれる効果がありますよ。照明の暗いお店なら多少濃い目のメイクでも大丈夫かもしれませんが、あまり濃くしすぎると首の色と違いがですぎて不自然になりますので、やり過ぎには注意です。
また、汗や 顔のマッサージなどで取れる可能性があるので、お手洗いに行った際など、こまめにチェクするようにしましょう。
お酒を飲んでなくても、いつも顔色が悪いという方はこちらの記事が参考になるかもしれません。
参考記事■顔色が悪いと言われる人は何が原因?良くする方法はこれ!
■手足の冷えがひどいときの改善方法。原因は?食べ物やマッサージは?
まとめ
いかがだったでしょうか。
機嫌よく飲んでるときに「大丈夫?」なんて言われるとガッカリして気分も下がりますよね。
少しでも顔色をよく見せれるよう、マッサージや体温の管理をするようにしましょう。
また、服装や表情などに気をつけるだけでも随分印象が変わってきますよ。
ぜひ楽しいお酒の席にしてくださいね。