たけのこの茹で方とアク抜き。米ぬかなしでもOK。圧力鍋なら尚簡単
2020/01/12
今が旬のたけのこ。
この時期になるとスーパーなどでもよく見かけるようになってきますよね。
美味しそうだし、チョット買ってみようかと思うものの、ちゃんとできるかどうか不安だったりしませんか?
でも大丈夫です。たけのこの下処理はそれほど難しくありません。
ふつうのお鍋で大丈夫ですし、圧力鍋があれば更に時短できますよ。
ここでは、たけのこの茹で方、簡単なあく抜きの仕方などをご紹介しています。
たけのこの茹で方とアク抜き
たけのこは鮮度が命。時間が経てばたつほど固くなるしエグみも出ます。
買ってきたらできるだけ早く下処理をしてしまいましょう。
- 1.皮を切る
皮を3枚くらいめくってから包丁で穂先をザクっと斜めに切り落とします。
中身に到達しないギリギリくらいが理想。次に縦に包丁を入れます。切るのは皮の部分のみです。
もし大きすぎて鍋に入らなさそうなときは真っ二つに切ってしまっても大丈夫です。
- 2.鍋に入れる
たけのこをお鍋に入れ、全体が完全に浸かるくらいの水を入れます。お鍋は土鍋などでもOK。
- 3.アク抜きをする
- 米ぬかと唐辛子を使ったアク抜き
中くらいのたけのこの場合、米ぬか1/2カップと唐辛子1~2本を入れます。
米ぬかがない場合は米のとぎ汁でもOK。「ウチ、無洗米なのよー」という場合は生米を1/4合ほどそのまま投入。
たけのこが浮いてこないよう落し蓋をします。適当な落し蓋がなければお皿をかぶせましょう。
- 重曹を使ったアク抜き
水1リットルに対して小さじ1杯の重曹を入れます。あとの手順は米ぬかなどを使ったときと同じ。
重曹は必ず食品用のものを使用して下さい。重曹は弱アルカリ性なので、たけのこなどに含まれるアクの成分を溶かして上手にあく抜きすることができ、えぐみもなくなります。
重曹を使ったほうが吹きこぼれにくいというメリットがありますが、仕上がりの色が少し茶色っぽくなります。醤油で煮たり、天ぷらにするなら気にならないと思いますが、料理によっては見た目があまり良くないかもしれません。
- 4.茹でる
火にかけて沸騰してきたら弱火にして蓋をします。沸騰する瞬間に吹きこぼれそうになりますので注意して下さいね。
弱火にした後も吹きこぼれしないよう、蓋を少しずらしておくかお箸などを挟んで蓋が完全に閉まってしまわないようにします。
吹きこぼしてしまうと後の始末が面倒ですよー。
- 5.火を止めてそのまま冷ます
約30分~1時間くらい経ったら竹串で刺してみて、スーッと通るようなら火を止めます。まだ固いようならもうしばらく茹で続けます。
水が減ってたら足してくだいね。茹で時間はたけのこの鮮度などにもよるのですが、少々茹で過ぎたからといって煮崩れたりしないので安心して下さい。
火を止めたら自然に冷めるまで放置。半日~一晩くらい置いておいたほうが よりアクが抜けます。
- 6.完成
冷めたら切り目から皮をむいて水洗いします。
下の方の黒いポツポツの部分は包丁かピーラーで削りとっておきましょう。先っぽの薄いヒラヒラめくれる白い部分は「姫皮」という美味しいところなので捨てないように。
姫皮を、めんつゆとごま油で和えるとめっちゃイケますよ♪
皮ごと茹でるのはなぜ?
実は皮を全部むいてから茹でても問題はありません。
ただ、皮ごと茹でるほうが風味が良くなるのと、皮から出る成分がたけのこを白くすると言われているためです。
大量にいただいたりした場合は、皮を剥いてから茹でたほうがいっぺんにできるので楽ちんです。
茹でたたけのこが残ったら
茹でたたけのこは傷みやすいので、できればすぐに料理に使うのがベター。
量が多すぎて1回で使い切れない場合は、ボールやタッパーなど、たっぷりの水の中にたけのこを入れて冷蔵庫で保存します。
水を毎日変えるようにすれば数日は日持ちします。
冷凍する場合は水気を拭き取り、調理サイズに切り分けてから保存袋などに入れます。
たけのこ茹で方で圧力鍋を使う場合
圧力鍋を使うと茹で時間が15分くらいですみます。
基本的には鍋で湯がく場合と同じ。違うのは落し蓋をしないことくらいです。
あと、圧力鍋の場合、米ぬかだとオモリの蒸気穴をふさぐ可能性があるので、米のとぎ汁もしくは重曹のほうが安心です。
たけのこの茹で方は簡単:まとめ
旬のたけの子は、天ぷらや煮物、たけのこご飯やお味噌汁の具材など、何をしても美味しくいただけますよね。
見た目はチョット手強そうな皮付きのたけのこの下処理も、やってみると意外に簡単です。
「今日の夕食はたけのこづくし」なんてのはいかがでしょうか?