いなり寿司の油揚げの大きさや切り方を図解。余りはリメイクで有効活用!
2018/07/25
いなり寿司を作る時って、どんな油揚げを選んだらいいのか迷いませんか?
長方形のものや正方形のもの、ふわふわ軽いのやしっとりと重いものなどいろいろ。
切り方も三角がいいのか四角がいいのかよくわからないですよね。
ここでは、いなり寿司の油揚げの大きさと切り方を図解で説明しています。
また、油揚げの余りを有効活用できるようリメイクレシピもご紹介しています。
いなり寿司に使う油揚げはどんな大きさがいいの?
油揚げ自体は大きく分けて二種類のサイズがあります。
こういった長方形のタイプと、
正方形のタイプ。
どういう形の、どれくらいの大きさのお稲荷さんにするかで、選ぶ油揚げと切り方が変わってきます。
後ほど詳しく説明しますが、どっちにしようか迷ったら正方形の方を選んでおけばどんな包み方にも対応できますよ。
いなり寿司の油揚げの選び方
油揚げにはふわふわした「うす揚げ」や しっとりした「きぬ揚げ」などがありますが、いなり寿司に使う場合はふわふわで軽いタイプの「うす揚げ」のほうがいいです。こっちのほうが開くときにはがしやすいんですよね。
いなり寿司って三角形 それとも四角形?
いなりずしの完成形なんですが、これって地方よって違いがあるようです。
関東では四角い俵型ものが主流ですが、関西方面では昔から三角形のタイプのものが人気ですね。
いなり寿司の油揚げの切り方いろいろ
いなり寿司の油揚げで長方形のものを使う場合
長方形の油揚げを使う場合は半分にカットして使います。半分だと大きすぎるように感じるかもしれないですが、普通はパンパンには酢飯を詰めず半分くらいにしておいて、残ったお揚げの部分で中身が見えないように包み込んで閉じるというのが一般的。
もちろん目一杯詰めてビッグサイズのいなりずしを作ることも可能です。
よく見かけるのはこんな感じですね。
いなり寿司の油揚げで正方形のものを使う場合
次に正方形の油揚げなんですが、これを半分に切るとかなり小さくなりますね。
なので一口サイズの細長い小さいものにするか、もしくはあえて口は閉じず 酢飯が見えている状態にするかどちらか。
酢飯を混ぜご飯のようにしたり具を乗せるなどして、断面を見せてお皿に盛るとゴージャスでおしゃれ。インスタ映えしそうですね。
もし正方形の油揚げで大きめのものを作りたい場合は、端っこをカット。これなら長方形の2分割バージョンとほぼ同じ使い方ができます。
残った端っこの部分は切り刻んで酢飯に混ぜ込んじゃいましょう。
いなり寿司の油揚げを使って三角形のものを作る
三角形のいなり寿司にしたい場合は油揚げを斜めにカット。
出来上がりはこんな感じ。これに限っては正方形のお揚げを使わないと出来ないですね。
いなり寿司の油揚げの余りをリメイクして有効活用
いなりずしを作る時、用意したお揚げの枚数と酢飯の量が合わなくて、お揚げが余ってしまうことがあります。
そんな余ったお揚げの活用レシピを紹介しておきますね。
たまご巾着
1.長方形のお揚げは半分のサイズにカット。正方形のものなら端を切り落とします。
2.油揚げを開いて袋状にしたら中に卵を割り入れます。
3.卵の黄身部分を爪楊枝でブスブスと2~3回刺しておきましょう。爆発防止です。
4.刺し終わった爪楊枝で袋の口を縫うようにして留めます。
5.巾着が立つよう深めの器に入れて、そのまま電子レンジで加熱。半熟ぐらいがベター。
- 1個につき1分くらいが目安ですが、レンジのワット数によって仕上がり具合が違ってくるので、外側から摘んでみてお好みの硬さに調整してくださいね。
油揚げ混ぜごはん
1.油揚げを5ミリ幅くらいに刻んだら さらに半分の長さにカット。
2.炊きたての御飯をボールに移し、先ほどの刻んだ油揚げ・めんつゆ・ごま油・を入れてかき混ぜます。
(ご飯お茶碗一杯分に対し、めんつゆ小さじ1・ごま油小さじ半分くらい。)
3.器に盛ったら上から刻みネギをちらして完成。
- 簡単なのにめっちゃ美味しい。もう、めっちゃ美味しいです。
揚げカツ
お揚げをさらに揚げるという掟破りなレシピ。でもコレが絶品。
1.まずは油揚げの中に豚バラ肉を入れていきます。豚バラ肉が無ければひき肉やハムなどでも全然代用OK。具材を多めに入れたいときは、開いてこないよう端っこを爪楊枝で閉じてくださいね。
2.具材を詰め終わったら、あとはパン粉をつけて熱した油で揚げるだけ。カリッと揚がったらお皿に盛って出来上がり。
- お揚げに甘い下味が付いているのでソースは不要。できればタルタルソースなんかをつけて、ザクザク食べてほしいです。
きつねうどんの具として
まあ、そのままなんでアレンジでもリメイクでも何でもないんですが・・・でもこの食べ方が一番簡単でマッチするんじゃないかと。
いなり寿司ときつねうどんをセットで食べられるなんて幸せ。お蕎麦でも美味しいですよ。
おそばを作る時、このお揚げがあれば 「かけそば」から「たぬきそば」に一気にグレードアップさせることが出来ます。
(関西ではそばに油揚げが乗ってるのを「たぬきそば」と言います。)
>>美味しいかけそばの作り方はコチラ
味の染み込んだ油揚げは、正直リメイクなんかしなくてもそのまま食べても十分美味しいです。「余った場合」というより、わざわざ余るように多めに作っておくことをおすすめします。
上記でご紹介した以外にも、ひじきと煮る、おからに和える、お豆と混ぜるなど結構使い勝手が良く時短料理として使えます。
そのままタッパーに入れて冷蔵庫で保存しておいても普通に5〜6日くらいは日持ちしますし、しばらく使わない場合は冷凍しちゃっても大丈夫。
一枚ずつラップに包んだ後、ジップロックにいれて冷凍庫で保存しておきましょう。
煮汁の残りもジップロックなどの保存袋に入れて平たくして冷凍しておくと、必要な分だけバキバキ折って解凍して使えるので便利ですよ。
関連記事■いなり寿司の油揚げの破れない開き方のコツ。油抜きの方法もご紹介
■美味しいかけそばの作り方。白だしで簡単つゆレシピ/寒い日はこれに限る!
いなり寿司の油揚げの大きさや切り方のまとめ
いかがだったでしょうか。
いなり寿司に使う油揚げの大きさや切り方をご紹介してきました。
ここまで長々説明しておいて何なんですが、どんな形に作ってもきっと美味しく出来ます。
なので難しく考えず気分で選んじゃって大丈夫ですし、同時にいろんな形のものを作ってみるのも楽しいですよ。
甘く味付けされたお揚げは おいなりさんに使うだけじゃもったいないので、最初から多めに作る予定をしておいて、開く時に破れてしまったやつは 混ぜご飯などのリメイクにまわすといいですね。