結婚指輪がチタンなら金属アレルギーは大丈夫?デメリットは?お店の紹介
2018/07/30
ご婚約おめでとうございます。
今は結婚に向けての準備を着々と進められている時期でしょうか。
結婚指輪や婚約指輪に関する悩みとして、最近特に多いのが金属アレルギー。
その救世主として今、チタンの指輪が人気を集めています。
チタンって、素材としては聞いたことはあるかもしれませんが、実際にアクセサリーなどではあまり見かけないのでよくわからないですよね。
本当に金属アレルギーでも大丈夫なの?
ゴールドやシルバー、プラチナと比べてどうなの?
デメリットはないの?
どこのお店で買えばいいの?
ここではこれらの疑問について解説しています。
結婚指輪をチタンにすれば金属アレルギーでも大丈夫なの?
チタンはきわめてアレルギーの反応が出にくい金属です。
ゴールドにしてもシルバーにしても、アクセサリーを作る素材としてははやわらかすぎるために、他の金属を混ぜて製品化しています。
例えばゴールドのK18、つまり18金ですが、これは純度が75%で残りの25%が別の金属です。
高純度のプラチナでさえPt850(純度85%)〜900(純度90%)が一般的です。
アレルギーパッチテストで金や銀、プラチナは大丈夫なはずだったのに、なぜかかぶれてしまった、というのはこの混ぜ物が原因なんですね。
チタンは元々すごく硬度が高いので混ぜ物の必要がありません。
また、チタンアレルギーというのも聞いたことがありません。
ただ、最近安価で販売されているチタン製品の中にはチタンコーティングを施しただけのものもあるので注意が必要です。
使っているうちに摩耗や傷、汗などで次第にコーティングが剥がれてきて、下地の素材が肌に接触するようになるとアレルギーを引き起こす原因となります。
もちろん、金属アレルギーの人にも気軽に着けてもらえるようにというコンセプトで安く販売されているチタンコーティグ製品もありますので、それを理解した上で使用する分には何の問題もありません。
ただ一方では、販売員にきちんとした指導をしないままチタン製として販売しているケースがあるのも事実です。
結婚指輪は普段使いのアクセサリーと違いずっとつけっぱなしになるので、購入するのであればチタンコーティングではなく、純チタン製のものをおすすめします。
結婚指輪をチタンにする際のデメリットはないの?
チタンはサイズが調整しづらい
チタンはサイズ直しが出来ないと言われていますが、実際には少し広げる程度なら可能です。
他の金属製の場合、サイズ調整が可能という安心感はあるかもしれませんが、あまり極端にサイズを変えてしまうとデザインも変わりますし費用もかかります。
また、サイズを詰めるためには一旦指輪をカットしてつなぎ直す必要があるのですが、結婚指輪の場合、この「切る」という行為自体、縁起の面でよくありません。
チタンにしてもゴールドにしても、ほんの少し余裕をもたせた程度の「ほぼジャストサイズ」で作っておくのがおすすめです。
チタンには金属としての価値がない
一応チタンはレアメタルと言われていますが、実は珍しいものでも貴重なものでもありません。
ただ、製造コストがものすごくかかるため、こういった扱いになっています。
なので金や銀、プラチナなどのような金属としての資産的価値はありません。
プラチナも比較的アレルギーの出にくい金属なので、もし価値を気にされるようでしたら、一度パッチテストしてみてはいかがでしょう。
参考記事■プラチナとホワイトゴールドなら結婚指輪はどちらがいい?比較の結果?
チタンは軽い
こういった貴金属の場合は身に着けたときの装着感が重要で、その僅かな重みに高級感や特別感を感じることも多いのです。
メガネのフレームなんかだと、軽いということがある意味すごく大きなメリットにもなり得ることなのですが、指輪の場合は逆にチープな印象にもつながります。
ただ、見た目から軽さを感じることは全くないので、あとは実際に着ける人の感覚ということになりますね。
デザインのバリエーションが少ない
よく調べずに買いに行っても、チタン製の指輪をおいているお店はなかなか見つかりません。
製造・加工に手間がかかる素材のため、アクセサリーや貴金属として取り扱いをしている事自体がまれですし、また、あったとしても、プラチナ等に比べるとバリエーションは多くありません。
チタンの結婚指輪を扱っているお店
実際に商品を見て決めることが出来れば一番良いのですが、前章でも書いたとおり、実店舗で販売されているお店は少ないのが現状です。
近くにお店がない場合、わざわざ遠くまで見に行くよりも通販での購入のほうが簡単で良いかもしれませんね。
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純チタンマリッジリング 王道デザインの甲丸 金属アレルギー対応 チタン結婚指輪 … |
実店舗
通販
タングステンの指輪もアレルギーがおこらないって聞いたんだけど
タングステンもチタン同様、アレルギーをおこしにくい金属として有名です。
実際にタングステンの指輪も販売されています。
しかし、タングステンはそのあまりの硬度のため、もしもの時の切断が非常に困難です。
もしも指を怪我するなどのトラブルで指輪を切断する必要がある際でも、チタンなら切れますががタングステンはまず切ることはできません。
ハンマーなどで叩き割るしかないのですが、このような状況では現実的ではありません。
こういった理由から、タングステンの指輪を選ぶ場合はそれ相応のリスクがともなうという事を知っておきましょう。
結婚指輪をチタンにするメリットとデメリット まとめ
いかがだったでしょうか
金属アレルギーって、生まれつきではなく何かがきっかけで発症することが多いんです。
全ての金属がダメなわけではなかったり、長時間の使用は無理だけど、少しくらいなら大丈夫という場合もあるなど、人によってマチマチです。
他のアクセサリーならともかく、結婚指輪だけは やはり結婚の証として常に身に着けておきたいですよね。
一生に一度の大切な指輪です。購入の際にはぜひ参考にしてみてください。