寒中見舞いと喪中は兼ねてもいいの?写真はアリ?文例は?
2019/11/28
そろそろ年賀状を用意しなければという時期、不幸が重なってしまうことってありますよね。
本来であれば喪中はがきを出すべきなのですが、タイミング的に年末までに出せないという場合もあります。
そんなとき、年賀状をくれた方に対しては寒中見舞いを送れば良いのですが、
「寒中見舞いに喪中の内容を書いても良いものかな?」
「寒中見舞いなら、写真とか入れても別に大丈夫なのかな?」
「そのときの文面ってどんな風に書けばいいんだろう?」
いざとなると色々わからないこと多いですよね。
寒中見舞いに喪中の内容を書いてもいい?
諸事情により喪中はがきが出せなかった時などは、寒中見舞いにその旨を書いて出しても大丈夫です。
出す時期としては年明けの1月10日~20日の間が良いと思いますが、会社関係の人などは寒中見舞いが届く前に顔を合わすので、なるべく気まずい思いをしないよう1月7日くらいに着くようなタイミングで投函すると良いでしょう。
ちなみに、喪中はがきを出したのに年賀状が届いてしまったという場合はこちらを参考にしてみてください。
■喪中はがき出したのに年賀状届いた。寒中見舞い出す出さない?いつ?文例は?
喪中の寒中見舞いって、家族の写真とかは入れないほうがいいの?
写真は入れないほうが良いです。
本来であれば、寒中見舞いは暑中見舞いと同様、季節のご挨拶状なので、写真を使うことについては何ら問題ありません。
喪中の期間はその続柄によっても変わってきますが、大体が10日~50日です。
例えば父母の場合は一般的には四十九日と言われていますので、亡くなられたのが去年の11月初旬より前であったなら、新年には喪中の期間が過ぎていることになります。
しかしながら、今回のケースの寒中見舞いは「喪中であったため新年のご挨拶が出来ませんでした」という事実上の喪のお知らせになります。
その悲しいお知らせと楽しい家族写真とが同時にあるというのは、いささか違和感を感じます。
入れるならイラスト程度にしておきましょう。
また、意外に感じるかもしれませんが、写真入りのハガキというもの自体に嫌悪感を感じる人が多いのも事実です。
特に今回のような、喪の内容を含んだ寒中見舞いに写真を入れるとなると尚更でしょう。
本来であれば年賀状に使いたかったお気に入り写真かも知れませんが、今回はやめておいたほうが賢明でしょう。
寒中見舞いと喪中のお知らせを兼ねる場合の文例
メインはあくまで寒中見舞いです。本来の目的である「季節のご挨拶」を必ず一文は入れましょう。
文例 – 1寒さが続く毎日ですが、皆様お健やかに新年を迎えられた様子で何よりと存じます。
このたびは ご丁寧に年頭のご挨拶をいただき、誠にありがとうございました。
私方、喪中につき新年のご挨拶を差し控えさせていただきました。
旧年中にお知らせ申し上げるべきところ、ご通知が遅れましたこと、お詫び申し上げます。
寒さ厳しき折柄、風邪などお召しになりませんようくれぐれもご自愛下さいませ。
本年もご厚誼のほどよろしくお願い申し上げます。
平成〇〇年〇月〇日
〒 〇〇〇-〇〇〇〇
住所 〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇
電話 〇〇-〇〇〇-〇〇〇〇
〇〇 〇〇(名前)
毎日寒い日が続いておりますが、いかがお過ごしでしょうか。
このたびは 早々にお年始状をいただきまして、ありがとうございました
当方、亡き父〇〇の喪中につき、念頭の挨拶を控えさせていただきました。
本来ならば旧年中にお知らせ申し上げるべきものを
ご通知が遅れてしまい申し訳ございません。
寒い日が続きますが、皆様お身体を大切にお過ごしください。
本年も変わらぬお付き合いの程、よろしくお願い申し上げます。
平成〇〇年〇月〇日
〒 〇〇〇-〇〇〇〇
住所 〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇
電話 〇〇-〇〇〇-〇〇〇〇
〇〇 〇〇(名前)
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まとめ
いかがだったでしょうか。
年末は何かと忙しい時期です。
諸事情により年賀状が出せないこともあるでしょうし、出せなかった人に対して寒中見舞いを送るのは良いことです。
喪中という内容が絡むと、どうしても相手に対して失礼のないよう、難しく考えがちですが、あまりしきたりにとらわれすぎず、親しみを込めた内容で寒中見舞いを書いてみてはいかがでしょうか。