喪中ハガキ 二人亡くなった場合の順番? 故人の名前を入れないのはアリ?
2019/12/05
喪中はがきの書き方で、二人の方が亡くなった場合ってどうすればいいか迷いますよね。
一枚のハガキに故人二人の名前を書いていいものか、その際は亡くなった順番で書くのか、夫側を先に書くべきか。
また、故人の名前を入れないというのはアリなのか。
ここでは複数人が亡くなった場合の書き方を、文例とともにご紹介します。
喪中ハガキ 二人亡くなった場合の順番は?
同じ年に二人の方がお亡くなりになった場合、別々に二種類の喪中はがきを作ってもいいですし、両方の故人の名前を記載した一枚の喪中はがきにしても構いません。
ただ、亡くなったのが夫側と妻側の両方で、夫側の身内が無くなった時期のほうが後だったとき、名前を書く順番がちょっと気になるかもしれませんね。
たとえば妻の父が2月に、夫の母が5月に、というような場合です。
本来、名前の順番に関して特に決まりというものはなく、一般的には亡くなった時期の早い順に記載します。
しかしながら「嫁に行ったという立場なのだから、妻側を先に記載するものではない」という考えをお持ちの方も中にはいらっしゃるようです。
そういった方がまわりにいる場合は、誤解からくる不要なトラブルを避けるために順番を変えるなど臨機応変に対応しても構いません。
喪中はがきに故人の名前を入れないのはアリ?
喪中はがきを印刷屋さんに依頼した場合は故人との続柄まで入れるのが通常ですが、一般的に市販されているものだと、
「喪中につき年末年始のご挨拶をご遠慮申し上げます」
という一文のみ記載されているものがほとんどです。
また、ご家庭のプリンターを使って印刷する場合も、「他界した方との関係性が遠い」「受け取った相手にいらぬ気遣いをさせたくない」といった理由から、あえて故人の名前を入れないようにする事もあります。
決して間違いというわけではありませんし、現にそういったものを使用されている方もたくさんいらっしゃいます。
ただ、場合によっては受け取り手にかえって余計な心配をさせてしまうことがあります。
そういったことからも、特別な理由がある場合を除き、故人と自分たちとの関係がわかるよう続柄を明記しておくなどしたほうが親切ですね。
喪中はがき 複数亡くなった場合の書き方と文例
一般に喪中はがきといわれているものは正式には年賀欠礼状といいます。
その名の通り、普段年賀状をやりとりしている方に対し「今年は喪に服するため、新年のご挨拶を遠慮させていただきます」という内容を伝えるためのものです。
なので、複数の方が無くなられた場合でも基本は同じで、書き方の内容自体はほぼ決まっています。
◯月◯日に妻の母◯◯◯◯
◯月◯日に父◯◯◯◯が永眠いたしました
本年中に賜わりましたご厚情に深く感謝申し上げます
明年も変わらぬご厚誼のほどお願い申し上げます
平成◯◯年◯月
岳父◯◯◯◯が◯月◯日に◯◯歳にて
母◯◯◯◯が◯月◯日に◯◯歳にて永眠いたしました
生前のご厚情に深く感謝申し上げますとともに
明年も変わらぬご厚誼を賜りますようお願い申し上げます
平成◯◯年◯月
祖母◯◯◯◯が◯月◯日に◯◯歳にて
妻の父◯◯◯◯が◯月◯日に◯◯歳にて他界いたしました
ここに平素のご芳情に厚くお礼申し上げますとともに
皆様にとって明年が良い年でありますよう心よりお祈り申し上げます
平成◯◯年◯月
■喪中はがきを連名で出す際の続柄の書き方。必要?入れないとダメ?
■寒中見舞いと喪中は兼ねてもいいの?写真はアリ?文例は?
■喪中はがき出したのに年賀状届いた。寒中見舞い出す出さない?いつ?文例は?
まとめ
いかがだったでしょうか。
喪中はがきは年賀状と違い、普段あまり書く機会がないだけに、いざというとき迷ってしまいますよね。
どう書いたらいいのかわからなくて不安、という場合の参考にしてくださいね。