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お中元やお歳暮は会社の上司に贈るべき?そのマナーや常識は正しい?

      2019/12/05

お中元やお歳暮は会社の上司に贈る?
社会人ともなると、良好な人間関係というものが仕事をする上でとっても重要ですよね。

上司との付き合い方なんかにも それなりに気遣いが必要だったり、何かと大変です。

そこで気になるのがお中元やお歳暮。やっぱり贈ったほうがいいんでしょうか?

「社会人として当然?」
「かえって気を遣わせるかも?」
「見返りを期待してるみたいでヤラシイかな?」

他のみんなはどうしているんだろう? うーん気になりますよね。

面と向かって聞くわけにもいかないだけに 悶々としている人も多いのではないでしょうか。

ここでは会社でのお中元やお歳暮の考え方やマナーについて、自分の考えを書き連ねてみたいと思います。

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お中元やお歳暮は会社の上司や社長に贈る?

子供の頃、自分の親がお中元やお歳暮を贈っている姿や、家に仕事関係の人から物が届くのを見て、「なんか大人っていろいろ大変だなー」って思った記憶があります。

最近は世代とともに考え方にも変化が出てきたせいか、会社内でそういった贈り物をするという慣習はどんどん薄れてきているみたいですね。

でもそうは言っても、

「こういうのって、するのが常識なのでは」
「周りのみんなが贈ってるのに自分だけ何もしないと失礼な人間と思われるんじゃ」
「贈っておくと目をかけてもらえたり、可愛がってもらえたりするんじゃないか」

なんて事を気にされるかもしれないですが、でもどうなんでしょう?

あくまで個人的な考えですが、職場でのこういった贈りものの必要性って無いと感じてます。

実際、自分は贈らない派で、結構長い間 会社員と個人事業をやってきてますが、これが原因で人間関係が悪くなったことはないです。(多分・・・)

逆に贈り物の有る無しで態度が変わるような相手なら、まあそれはそれで仕方ないかなと。

あと、自分がされると気を遣ってしまうタイプなので、人に対してもしないようにしているっていうのもあります。

ただの面倒くさがり?
まあそれもあるかもしれませんが、こういうのって、なんとなく見返りを期待してそうな感じがしてあんまり好きじゃないんですよね。

もちろん色んな方に支えられて今日までやってこれたのは間違いないので、感謝の気持ちは常に持ってますよ。

お中元やお歳暮の意味って?

お中元やお歳暮って、お世話になった方への感謝の気持ちを込めて贈る物です。

じゃ、やっぱりお世話になった上司には贈らないとダメなんじゃ?と思うかもしれませんが、そもそも会社で上司が部下のお世話をするのは当たり前の事です。

というか、部下を教育、指導して育てることや、業績アップのために気持ちよく働ける環境を作る事は上司としての仕事。

なので、感謝の気持ちを表したいのであれば、積極的に協力する姿勢や結果を出すことで恩返しすればいいことです。

確かにバブルの頃はそういった気持ちとは関係なしに社内社外問わず、付け届けのようなものがバンバン贈られていたりしましたが、バブルが弾けてからは一気に収束ムードに。

一旦冷静になって、お中元お歳暮の本来の意味をあらためて考え直してみたのかもしれないですね。

お中元やお歳暮のマナーや常識って何?

お中元やお歳暮を贈るとき、マナーを気にする人って多いですが、実は贈らないこともマナーだったりします。

頂いた方としても結構気を遣いますし、お礼状書いたり電話してお礼言ったりと それなりにめんどくさい。

また、職場によっては仕事上の便宜を計ってもらうための賄賂を受け取ったとされる場合もありますし、さらに贈った贈られたが周りに知れるとややこしいことになるケースも。

お中元やお歳暮を会社自体が禁止している場合も

最近は虚礼廃止が浸透してきたこともあって、お中元やお歳暮などのやりとりを禁止している会社も増えてきました。

中には年賀状やバレンタインまで禁止というケースもあるほどです。

会社規定に抵触した場合、先方に返品する手間をかけさせたり、場合によっては返送する送料がかかったりと、ホント相手に対して迷惑かけてしまうことになりかねません。

中には、贈る気があるということを伝えるために、わざわざ辞退されるのを承知で贈る人もいるようですが、贈られた方としてはいい迷惑です。

かえって印象悪くなりますし、「こういうことされると困るんだよね」とお小言の一つも覚悟しておいたほうがいいかもしれません。

お中元やお歳暮は一度贈るとやめずらい

お中元やお歳暮って、一回贈ると簡単にはやめづらいものです。

「贈るなら一生贈るつもりで」なんて親に言われませんでした?

会社の場合は、転勤や部署の移動、配置転換で上司が変わるなんてことはザラにありますし、自分が出世して立場が入れ替わってしまうこともあります。
もっと言えば、転職する可能性だってありますよね。

そんなとき、今までお世話になっていた上司への贈り物をパタッとやめてしまうのって結構勇気がいります。

っていうか、「もうアナタはもうワタシの上司じゃないので」みたいな感じってメッチャ薄情者みたいじゃないですか。

そうなったら年賀状を送ることさえ気まずくなりそうですよね。

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贈るのは簡単ですがやめるのって本当に大変。
やめたいのにやめれないで苦労してる人、結構いますよ。

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それでもどうしても送りたい場合は?

「自分の失敗でとんでもない迷惑をかけてしまった」
「この人に助けてもらったおかげでクビにならずにすんだ」
「今の自分があるのはあの時の〇〇さんのおかげ」

など、場合によっては感謝してもしきれないって事もあるかもしれないですね。

お礼として贈る

もうどうしても何かお礼せずには気持ちが収まらないなんてときは、時期をずらして「お礼」というかたちで贈る方法もあります。

お中元やお歳暮ほどは相手に気を遣わせることもありませんし、毎年の恒例行事にならないのでお互い気が楽です。

あ、もちろん社内規程に則った範囲で。

お礼を贈る場合の のしや水引は、お中元やお歳暮の時と同じ、紅白の蝶結び。
上の段に「御礼」下の段は名前をフルネームor苗字を書きます。

お土産やおすそ分けとして贈る

お中元やお歳暮より「御礼」のほうが贈りやすいですが、それでもまだ「贈答」というイメージが抜けないですよね。

そんなときはお土産的な感覚で物を贈ってみてはどうでしょう。

たとえば、旅行にでも行った際にその土地の名産品などを買って帰るとか、お土産物屋さんから送るとか。

また、通販グルメを取り寄せて、「これムッチャ美味しかったんで、リピートしちゃいました。よかったら食べてみてください」って渡すとか。

「実家から地酒送ってきたんですけど結構イケるんで、よかったら一度飲んでみてください」

「ウチの畑で採れたトマトなんですけど食べきれなくて」

などなど。

このとき、あまり値段の高くないものをちょこちょこ渡すほうが気を遣わせずにすみます。
おすすそわけみたいな感じでも全然OK。むしろそのほうが距離感も近づきます。

「ああ、こういう事が好きな人なんだな」と思わせるのがポイントです。

ご馳走する

部下が上司に奢るというのも違和感があるかもしれませんが、あまり年齢が離れていない場合なら大丈夫だと思います。

「先日は本当にありがとうございました。今度よかったらご馳走させてもらえませんか?」とか。

もしくは「今度飲みに連れてってくださいよ」と誘い出し、お勘定前に「この前のお礼に、今日は自分にご馳走させて下さい」って言うのはどうでしょう。

まあ、実際奢らせてくれるかどうかはわからないですが、支払いがそんなに高くなさそうなら「じゃあ、今日はご馳走になるよ」って言ってもらえるかも知れません。

逆に「部下に奢ってもらえるかよ」ってなっても、気持ちは汲んでもらえるはずですよ。

まとめ

いかがだったでしょうか。

今回はあくまで自分だったらという考えで書いてきましたが、こういう事って地域によって慣習や考え方が結構違ってたりするので、全然当てはまらない人もいるかと思います。

「社会人なんだから、やっぱりお中元とお歳暮くらい贈っとかないとマズイでしょ」という場合もあるかもしれません。

ただ大切なのは、贈りたいかどうかではなく、贈られた側の人が本当に喜んでくれるかどうかです。

くれぐれも善意の押し付けになってしまわないよう注意したいですね。

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