お歳暮やお中元をやめるときって手紙は必要?マナーって?
2019/11/25
お歳暮やお中元のシーズンがくるたびに考える「今年も贈り続けるか、今回を期にやめるべきか」
本来、これを考えるのは3年といわれています。
なにかしらの義理があり送ることになったお歳暮やお中元、3年贈った後のタイミングでやめるというのは失礼にはあたりません。
ただ、それを過ぎるとやめるきっかけを失います。
ここではお歳暮やお中元を「そろそろ辞めたい」「今年でやめる」という場合のやめ方や手紙、マナーについて説明しています。
お歳暮やお中元をやめるときってどうする?
お歳暮やお中元を最初に贈るときは一生贈るつもりで、と言われていました。
しかし今は人間関係や人付き合いも多様になり、一生の付き合いというのも減ってきたことも事実です。
かといって今まで送り続けてきたものをスパッとやめるのもなんだか気が引けますよね。
そんなときは段階を踏むようにしましょう。
やめる場合はまずお中元から
お歳暮は今年一年の感謝の意がこめられているため、お中元より重要度が上です。
ただ、今まで届いていたものが急に届かなくなると、相手も「どうしたんだろう、何かあったのでは」と心配されるかもしれません。
あなたの身を案じた相手から電話をもらったりすると、気まずい思いをすることになるので、お中元のかわりに暑中見舞いを送りましょう。
これで何となく雰囲気を察知してもらえると思います。
その年に送るお歳暮は、のし紙の表書きを「感謝」とする
これによって「いろいろ感謝いたしております」「お歳暮(お中元)ではありません」という気持ちを汲み取ってもらえるはずです。
翌年からはお歳暮は贈らず、代わりに年賀状か寒中見舞いを送る
もともと年賀状のやりとりがあった場合は、特に変える必要はありません。
お歳暮やお中元をやめるときって手紙は必要?
「やめる旨を手紙で知らせたい」「黙ってやめるのは失礼」と考える人もいると思います。
人それぞれ考え方が違うので何とも言えないですが、「相手に対して失礼なのでは」というより「自分が失礼な人間と思われるのでは」という不安ですよね。
言われた相手にしてみれば、そんなことわざわざ言わなくっても、と思うのではないでしょうか。
また、付き合いそのものをやめたいという風な受け取り方をされることもあるかもしれません。
個人的にはそういった連絡は全く不要に感じますし、むしろ「自然に贈るのをやめてくれたらよかったのに」と思います。
お歳暮やお中元をやめるときのマナーって?
先に書いた「段階を踏むの」のも「なにも言わずやめる」のもある意味マナーです。
要は自分がどう思われるかではなく、相手を不愉快な気分にさせないという気遣いが大切なのです。
最後のお歳暮にカードを添えてみるというのはどうでしょう。
「長い間お世話になり感謝しております。これからもお元気でお過ごしくださいませ。」
といったメッセージであれば「最後の贈り物ではありますが、感謝の気持は持ち続けていますよ」ということをさりげなく感じ取ってもらえると思います。
関連記事まとめ
いかがだったでしょうか。
やめづらいが故「とりあえず今回は送っておこう」という事を毎年繰り返す。
よくあるパターンですね。
そもそもお歳暮やお中元は「感謝」の意を伝える手段です。
すっかり疎遠になってしまった方に対して惰性で行うものではありません。
もらった相手も案外「もう付き合いもないから、なにかいい断り方はないかな」と思ってることもよくある事です。
このへんで一度見なおしてみるのも良い機会ではないでしょうか。