お歳暮のお礼状に書く会社の宛名は?電話も必要?文例は?
2019/11/22
一年が終わりに近づく頃、お世話になった方や取引先に 一年の感謝の気持ちを込めてお歳暮を送ったという方も多いのではないでしょうか。
逆に、取引先からお歳暮を頂いたのはいいけど、
「初めてなのでお礼の仕方がよくわからない」
「お礼状を書こうと思ったけど、どうやって書いたらいいの?」
「宛名はどうすれば?」
という方もいらっしゃると思います。
ここでは、そういった場合のお礼状の書き方やマナーについて説明していきたいと思います。
お歳暮のお礼状の宛名は?会社名と社長名を入れたほうがいい?
会社名で頂いたのであれば会社名で、会社名+社長名でいただいたのであればそのまま会社名+社長名で返して差し支えありません。
どちらにしても、基本的には先方の会社の秘書の方や事務の方たちが受け取りをされると思いますので、そういった意味ではさほど気にすることはありません。
社長名を入れる場合、肩書をつけるかどうか迷うかもしれませんが、これに関してもどちらでもかまいません。
ただし、代表取締役=社長では無い場合もありますので注意が必要です。
名刺や会社案内で確認した上で、普段から社内的にも社外的にも「代表取締役社長」という肩書を使っておられるようであれば問題ありません。
曖昧なようであればつけないでおきましょう。
お歳暮のお礼状を贈ったうえで、お礼の電話もしたほうがいい?
対会社なら、あえて電話でのお礼は必要ありません。
会社同士の付き合いなら、そのお歳暮の数も大量です。
電話でなくハガキにするのは、忙しい時期に電話で手を煩わすことが無いようにとの配慮でもあります。
ただし先方が個人事業主のような場合は、折をみて電話でもお礼を入れておくほうが良い場合もあります。
一概に決め付けは出来ませんので、付き合いのスタイルによって判断してください。
お歳暮のお礼状で使える文例って?
お歳暮の文例はネットで探せばたたくさん出てきますので、その中から自分に合ったものを選べばいいと思います。
「たくさんありすぎて迷う!」という場合のために、こういう風に書けば間違いないという文例を載せておきます。
拝啓 師走の候、ご繁忙な日々をお過ごしのことと拝察申し上げます。
平素は格別のご厚情を賜り 厚くお礼申し上げます。
さて、このたびはまことに結構なお歳暮の品をお送りくださいまして、誠にありがとうございました。
私どものほうこそ大変お世話になりましたのに、このような温かいお心づかいをいただき大変恐縮に存じます。
今後とも、皆様の一層のご健勝と貴社のますますのご発展を心よりお祈りいたします。
まずは書中をもちましてお礼かたがたご挨拶申し上げます。
敬具
平成〇〇年〇〇月
株式会社〇〇〇〇←(あなたの勤め先です。)
〇〇〇〇←(あなたの名前です。)
封書とハガキのどちらが良いか迷うかもしれませんが、内容を見られて困るものではないですし、便箋のように文章量を必要としない今回のような場合であればハガキのほうが良いでしょう。
ちなみに縦書きと横書きはどちらでも良いです。
まとめ
お礼状は基本的にいただいた本人が書くのがマナーです。
品物を頂いたら、なるべく早くお礼状を出すようにしましょう。
もしスケジュール等の事情により夫の代わりに妻がお礼状を代筆するような場合、夫の名前の下に小さく「内」と書きます。
ただ、「代筆で済まされる程度にしか考えられてない」という風に捉えられる場合もありますので注意が必要です。
お歳暮は「一年間どうもありがとうございました」という感謝の意です。
頂いたモノより、送って頂いた心遣いに対して感謝の気持ちを伝えるようにしましょう。