車のタイヤ交換 安いのは?オートウェイvsオートバックス 比較の結果は?
2019/12/12
再来月、車検を迎える我が家のクルマ。
特に調子が悪いところもないんですが、タイヤの残り溝が減ってきて車検に通るかどうか微妙な感じ。
前回の車検時にローテーションしてもらったけど、どうしても駆動輪ばかり減ってしまいます。
2本だけ替えるのもアレだし、タイヤ自体もまあまあ古くなってきているので、この際4本まとめて交換することにしました。
でも、ほとんど近所に買い物に行くくらいしか使ってないので、あまり高いタイヤはちょっと。。。
というか、出来るだけ出費を安く抑えたいというのが本音。
そこでいろいろな車用品店やタイヤショップなどを検証してみた結果、今回は「オートウェイ」と「オートバックス」の2社に絞って、値段重視で比較検討してみました。
車のタイヤ交換するにあたり まずはネットで調査
交換前のタイヤも安かった
交換前のタイヤも安いやつです。今回同様、車検対策として交換しました。
その時にお世話になったのが「オートウェイ」
当時はまだ激安輸入タイヤに、多少不安を抱いており、
「なんかエライ安いけど大丈夫かな?」
「乗り心地メッチャ悪かったりして」
「雨の日にツルーって滑ったりしないかな?」
「急にバーストしたらどうしよう」
と思いつつ、その安さには勝てず購入するに至りました。
結果、この5年間以上、何一つ心配するような事もなく無事に役目を終えようとしています。
まあ、もともとそれほどスピードも出さないし、どちらかと言えば安全運転。しかもたまにしか乗らない。
性能の違いを感じられるレベルでの使用をしていなかっただけかもしれませんが、乗り心地も悪くないしノイズも気にならない。
何にもモンダイナーイ。
たまーに高速道路を走ってもモンダイナーイ。
僕にとっては充分すぎるほど満足できるものでした。
なので今回、安いタイヤを探すことに抵抗はありません。
ちなみにその時のタイヤは、当時オートウェイのPBだった「ATR Sport 」
インドネシア製のタイヤメーカーです。
サイズは215/60R16
値段は4,520円(税込)/1本→18,080円(税込)/4本
当時、たしか下から3番目くらいに安いものだったように記憶しています。
どうしても最安値のものを選ぶのに不安が拭いきれなかったのと、トレッドパターンがカッコよかった(気がした)ので。
そんなこんなで、激安輸入タイヤに対する誤解と偏見がなくなった僕は、今回はさらなる安値を探してみることにしました。
値段はトータルで考えたい
安値と言っても、単純にタイヤ本体の値段だけで決められるものではないですよね。
特に通販の場合は取り付けしてくれるお店を探しも必要です。
少しくらい安くても、わざわざ遠くまで行くのは時間が勿体無い。ましてやタイヤを持ち込むとかっていうのはかなり面倒。
これらを総合的に見て判断する必要があります。
とは言いつつも、きっとオートウェイがトータルで一番安いだろうと内心決めつけていましたが。
まずはタイヤを取り扱っている会社をピックアップ
思い浮かんだのが以下の5社。
この5社が扱うタイヤの最安価格帯を簡単に調査してみることにします。
(サイズは215/60R16)
オートウェイ
・最安値:12,760円(税込)/4本
・送料:3,920円(税込)/4本
・ブランド:ZEETEX(ジーテックス) ZT1000
オートバックス
・最安値:14,920円(税込)/4本
・送料:無料(5,000円以上)
・ブランド:KUMUHO(クムホ)SOLUS KH17
イエローハット
・最安値:36,504円(税込)/4本
・タイヤの通販はナシ
・ブランド:ブランド:ZETRO (ゼトロ) C4
カーポートマルゼン
・最安値:12,760円(税込)/4本
・送料:3,920円(税込)/4本
・ブランド:WINRUN (ウインラン) R380
フジコーポレーション
・最安値:22,000円(税込)/4本
・送料:4,320円(税込)/4本
・ブランド:DELINTE (デリンテ) DH2
5社をふるいにかける
イエローハットは今回見送ることに
うーん、他と比べると2万円以上高いですね。
高いというか、激安輸入タイヤの取扱いをしていないというだけで、割高という意味ではないです。
今回は「なるべく安く」をテーマにしているので、仮に工賃が安かったとしてもこの差は埋めれないと判断し却下。
また、タイヤの通販はしてないようなので、お店に行ける場合限定ですね。
フジコーポレーションも今回は見送り
ここも他に比べて1万円ほど差があるので却下。
カーポートマルゼンも見送ることに
意外だったのがカーポートマルゼン。
なんとオートバックスを抑え、オートウエイと同額の12,760円!
ただ、残念ながら店舗が自宅から遠く、クルマで小一時間くらいかかってしまいます。
電車なら30分で行けるけど意味ないし。
宅配してもらって、こちらで持込み取り付けしてくれるショップを探すというのも可能ですが、提携店が無いと工賃がかなり割高になることが予想されます。
また、持込みで取付してくれるお店を自分で探さなければいけないというのもネック。というわけで残念ながら今回は見送りということで。
オートウェイ強し
予想通りというか、やはりオートウエイは安定の低価格。
前回に利用した実績もあり、安心感はあります。
取付けの提携店があるのも手間いらず。
今のところ最有力候補。
オートバックスのアドバンテージ
結構安い。
オートバックスって、そんなに安いというイメージがなかったのでちょっと意外でした。
また、家の近くに店舗があるというのは大きなアドバンテージです。
時間や手間を考えると、少しぐらいの値段の差ならここでいいかも、という気が。
もう少し細かく調べていくことにします。
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オートウェイとオートバックスを比較検討してみる
オートウェイ/ZEETEX(ジーテックス) ZT1000
- 価格:12,760円(税込)/4本
- 送料:4,320円(税込)/4本(取付店に直送)
- 工賃:8,800円(税込)/4本
- バルブ交換:1,296円/4本(税込)
- 廃棄料:1,296円/4本(税込)
■ 合計:28,472円/4本(税込)
※前回購入した「ATR Sport 」は1本 4,520円から6,040円に値上がりしてました。
ネットの画像を見る限りトレッドパターンが全然違うので、多分新しいものに変わったんだと思います。
送料も2,100円から4,320円と倍以上の値上がりです。
ZEETEX(ジーテックス) について調べてみました。
ZEETEXはドバイの大手タイヤディーラー「ZAFCO」のPB。
タイヤ以外にもバッテリーや潤滑油などを世界85カ国に輸出入しているとのこと。
かなりの大手企業のようですね。
製造:中国・インドネシア
オートバックス/KUMUHO(クムホ)SOLUS KH17
- 価格:14,920円(税込)/4本
- 送料:無料(店舗に直送)
- 工賃:4,320円(税込)/4本
- バルブ交換:1,080円/4本(税込)
- 廃棄料:2,000円/4本(税込)
■ 合計:22,320/4本(税込)
KUMUHO(クムホ)について調べてみました。
1960年創業の韓国の大手タイヤメーカー。
オートバックスがPBとして取り扱っています。
マスターズF3に公式タイヤとして供給し、レースなどのモータースポーツに積極的に参加。
また、各国の自動車メーカーへのOEM供給、メルセデス・ベンツB-ClassやBMW3シリーズの新車装着用タイヤとして使用されるなど信頼性もあるようです。
製造:アメリカ・中国・ベトナム
検証の結果、僕が購入したタイヤ
オートバックスのKUMUHO(クムホ)SOLUS KH17に決定
今回は、総額で一番安く交換できるオートバックスのKUMUHOに決定。
意外といっては申し訳ないですが、多分オートウェイのほうが安いと思っていました。
確かにタイヤ自体はオートウェイのほうが安いんですが、送料と工賃が高いです。
オートバックスは送料無料ですし、また工賃が4,320円と破格。
廃棄料2,000円は少々高い気がしますが、総額で安いので良しとします。
あと、自宅の近くにオートバックスがあったというのも決め手になりました。
一応インプレッションを書いておきます
KUMUHO SOLUSの乗り心地
交換した当初はゴロゴロと路面の状態をそのまま拾ってる感じがしましたが、これは新しいタイヤに履き替えたときに感じる共通した感覚。
安いタイヤでなくても感じますし、しばらく乗ってれば気にならなくなります。
ちなみに僕はこのゴツゴツした固い感じが嫌いではありません。
KUMUHO SOLUSのロードノイズ
安タイヤから安タイヤへの履き替えなので、正直あんまり変わってないように思います。
いずれにしても全く気にならないレベル。
っていうか、こんなの路面次第。同条件で比べないとなんとも言えない。
まあ、僕が鈍感なだけかもしれませんが、今のところ全然うるさいとは感じません。
ATR Sport(交換前)とKUMUHO SOLUS(交換後)のビフォーアフター
↓ビフォー(ATR Sportのサイド)
↓アフター(KUMUHO SOLUSサイド)
↓ビフォー(ATR Sportのトレッドパターン)
↓アフター(KUMUHO SOLUSのトレッドパターン)
これ以上フツーなデザインがあるだろうか、というくらいフツーな「KUMUHO SOLUS」
サイドのデザイン、トレッドのパターン、いずれも履き替える前の「ATR Sport 」のほうが明らかにカッコよかったですね。
どちらかといえば乗り心地うんぬんより、こっちのほうが気になります。
ただ、これも意識して見ない限りわからない部分ですし、すぐにどうでもよくなると思います。
総評
自分の使い方では何ら問題はありません。
というか、かなりイイカンジで気に入ってます。
きっと、高いタイヤとの差はどこかにあるはずなのですが、それは仕方のないこと。
だって安いんですから。
なので、ポテンシャルの高さを求める人は、自分の使用に応じたランクのものを選ぶのがいいと思います。
追記(その後)
実はこのタイヤに履き替えた約半月後に、知人からクルマを譲ってもらえるという話が舞い込みました。
車検前というグッドタイミングと、タイヤ交換直後というバッドタイミングに、どうしたものかと迷いましたが、トータルで考えると乗り換えたほうがいいと判断したため、このクルマを廃車にすることにしました。
その時の事を記事にまとめましたので、興味のある方はご覧下さい。
関連記事■自動車の廃車はどこでする?古い車を高く売る!必要書類や手続き
タイヤ交換を安くする まとめ
一昔前はタイヤ交換となると5~6万円は覚悟しないといけなかったんですが、今は2万円チョイでできてしまうんですね。
一部では「アジアンタイア」なんて蔑まれてますが、日本製も世界から見ればアジアンタイヤ。
確かに国産ブランドは安心感がありますが、コストを下げるために製造は海外なんてのは今や当たり前ですしね。
これってタイヤに限ったことではなく、家電や食品などでも同じで、身の回りは海外製造の国産ブランドだらけ。
KUMUHOは一応JIS(日本工業規格)通してるので、一定以上の基準はクリアしてるってこと。
僕みたいに近所に買い物~街乗り程度の人にはおすすめです。
タイヤの交換を考えているんだけど、激安輸入タイヤって、ぶっちゃけどうなの?って方の参考になれば幸いです。