お盆玉反対!回避する方法。意外に高い金額の相場
2016/11/03
近年「お盆玉」という言葉をチラホラ耳にするようになってきました。
お盆玉って何なんでしょう?
ひょっとしてお正月のお年玉のように、お盆の時期には親戚の子供達に渡さなければならないのでしょうか?
だとしたら、あまり普及してほしくないですよね。
ここでは反対派のための「お盆玉」を回避する方法、予備知識としてのその由来や意味、金額の相場などについてお伝えしています。
お盆玉反対!
「それでなくても家計がきびしいのに・・・」
子供へのお盆玉といっても、結局は親同士のお金のやりとり。できれば避けたいと願う方も多いのではないでしょうか。
そもそもですが、お盆玉なんて昔はなかったですよね。
どうして最近になって言われ始めたんでしょう?
お盆玉って何? 由来と意味
江戸時代に山形県の一部の地域で、奉公人にお小遣い代わりに物を贈る習慣があり、その名残でお盆の時期になると子供にお小遣いをあげるという風に変化したものと言われています。
もともと「お盆玉」という言葉自体はなかったのですが、紙製品を製造販売する(株)マルアイが名付け商標登録し、お盆玉袋の販売を始めたのがきっかけです。
さらに2014年頃、全国の郵便局でお盆玉用のポチ袋が販売されたことで一般にも浸透してきました。
お盆玉って必要?
この「お盆玉」、はっきり言って、あまり歓迎されていないのが現状です。
それもそのはず、この習慣が根付いてしまうと、結果的に親の懐が痛むことになるからです。
お盆には実家に帰省する方も多いと思いますが、親戚一同集まるといった事も珍しくありません。
正直、帰省の際にかかる交通費や手土産代だけでも結構大変なのに、その上、甥姪にまでお小遣いを渡すのはかなりの負担ですよね。
しかも子供の数だけお盆玉を用意しなくてはならないとなると、場合によっては相当な出費を覚悟しなければなりません。
お盆玉を回避したい
お盆玉という名前を使わないことが重要
おじいちゃん・おばあちゃんは孫にお小遣いをあげる事が楽しみだったりします。
もちろん子供は喜ぶでしょうが、親としてはそれなりに気を遣います。
また、それに習って親戚間でもやりとりが行われだすと、さらに気を使いますよね。
しかもそれが「お盆玉」などという名前で渡されると毎年の恒例行事のようになってしまいますし、「お盆玉のお返し」も必要になってきます。
子供たちにしても「お盆の時期にはお盆玉がもらえるもの」として認識してしまいます。
それが定着して、親戚同士でのやりとりが慣例化してしまうと大変ですよね。
ともあれ、事前に祖父母や親戚どうしで「お盆玉という名目にはしないで欲しい」「渡し合いはやめよう」という取り決めをしておくのが良いでしょう。
「たまの事なので、別に良いのでは」という話になってしまった場合でも、相談の上あらかじめ金額だけは決めておくと安心ですね。
お盆玉の金額の相場っていくらくらい?
普及しないで欲しいと祈るばかりですが、とは言え、どうしても渡さざるをえない場合もあるかもしれません。
一応相場くらいは知っておいたほうがいいですよね。
一般的な平均としては
小学生1,000~3,000円
中学生3,000~5,000円
高校生5,000~10,000円
くらいが相場です。
まだそれほど浸透していないという事もあり、特に金額の決まりなどはなく、大体お年玉と同程度を渡す方が多いようです。
小学生1〜2人位なら「まあまあ」って感じですが、高校生4〜5人位とかになるとかなり高いと感じるのではないでしょうか。
こういったものは一度その金額で渡してしまうと、次回から値下げすることはなかなか出来ません。
この先、孫や甥姪の数が増えることも充分に考えられます。
今後のこともよく考え、あまり負担のない金額に設定しておくのが良いでしょう。
まとめ
いかがだったでしょうか。
今はまだ、それほど普及していないお盆玉ですが、シーズン前になると結構メディアに取り上げられたりするので、ひょっとしたら今後全国的に広がる可能性もありますね。
おじいちゃんやおばあちゃんにしてみれば、孫の顔を見られるとあって、はりきってお小遣いなどを用意して待ってるなんてことはよくある光景だとは思いますが、個人的には「お盆玉」という言葉があまり一般的にならないことを願っています。