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風邪の治し方によって妊娠中は赤ちゃんに影響する?栄養剤はいいの?

      2017/10/25

妊娠中の風邪の治し方

妊娠中に風邪をひいてしまうことってありますよね。
ウイルスなんてそこら中にいるので、いくら気をつけていたとしてもひくときはひきます。

ただ普段なら気にしないような事でも、妊娠中となるといろいろ気になることが多いんじゃないでしょうか。

「どうやって治したらいいの?」
「薬や栄養剤って飲んでも大丈夫?」
「やっぱり病院に行ったほうがいいかな?」

ここでは妊婦さんが風邪をひいた時の治し方と対策、胎児への影響について解説しています。

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風邪をひいたときの治し方と妊娠中に注意しておくこと

妊婦さんって、それでなくてもお腹が大きくて大変なのに、風邪にかかったりしたらさらに大変ですよね。

なんとかして早く楽になりたいという気持ちはとてもよくわかりますが、注意しておいてほしいこともあります。

妊娠中に風邪薬を飲むと影響ある?

実は風邪を治す薬って存在しないんです。お医者さんでもらう薬も同じです。

一般的な風邪薬と言うのは風邪の症状を緩和するものであって、風邪そのものを治すことはできないんですよね。
つまり、くしゃみや鼻水を止めるとか、咳を止めるとか、熱を下げるとかそういうもの。

これらの症状がおさまると、確かに楽になるので治ったような気がするかもしれないですが、実はそうではないんです。

くしゃみも鼻水も咳も、体内の菌を体外に排出しようをする自然の働き。
そして熱も同じです。つまり体温を上げることで熱に弱い風邪の菌を死滅させようとしているんですね。

こういった風邪を退治するための重要な役割を薬でストップさせてしまうと、かえって風邪を長引かす結果になることも少なくありません。

逆に、あまりに喉が痛い、咳がひどい、睡眠に支障をきたす、というような場合は薬を飲んで体力を消耗しないようにするのも選択肢の一つ。
また風邪薬には眠くなる成分が含まれているので、ぐっすり眠ることで回復を早められます。

とは言え、妊婦さんの場合は薬の副服用が気になるところだと思います。
どんな薬にも少なからず副作用はあるのですが、一般の市販薬程度ならそれほど神経質になる必要は無いと思います。

ただ、「やっぱりあの時飲まなかったらよかった」とか「もし赤ちゃんに影響があったらどうしよう」など、薬を飲んだことで後々まで不安になったり後悔したりすることは精神衛生上良くありません。

服用される場合はそういった後々のメンタルのこともよく考えて使用するようにしてくださいね。

妊婦が風邪をひいた場合は病院に行くべき?行かないほうがいい?

「薬で風邪が治らないんだったら病院に行く意味はないのでは」と思うかもしれないですがそんなことはありません。

風邪だと思っていたら実は肺炎だった、なんていう場合もあります。
長引くようであれば風邪以外のほかの病気ではないかどうかの確認のためにも、医師の診断を受けるようにしましょう。

その際に一つ注意してほしいのは、病院には他にも病気の患者さんがたくさんいるということです。

ただの風邪だったのに、病院に行ったがためにインフルエンザをもらってしまったというのもよくある話。

また、病院に行くのにもそれなりに体力を使います。疲れてかえってしんどくなった、なんてことにならないよう注意したいですね。

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風邪をひいたのが妊娠中でも赤ちゃんに影響はない?

風邪自体はお腹の赤ちゃんに直接影響をあたえることはほとんどありません。

ただ、母体の衰弱は胎児にとっても良いはずはありませんので、以下のことに注意して適切な対応をとりましょう。

妊婦さんが風邪をひいて熱がある場合

熱自体は風邪の菌を退治する役割があるので、安易に解熱剤などで下げるべきではないです。

ただ、あまりに高熱だったり長期間続くようであれば他の病気の可能性も考えられますので、すみやかに病院で診察してもらってください。

妊婦さんが風邪で嘔吐や下痢の症状があるとき

下痢や嘔吐の症状自体は赤ちゃんへの影響はないので心配いりません。
ただし、食中毒やノロウイルスなど別の病気ということも考えられますます。また、あまり激しい下痢の症状が続くと子宮収縮によって早産なども心配も出てきます。

脱水症状を起こさないよう こまめな水分補給を心がけながら安静にしておくようにしてくださいね。

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妊婦さんが風邪で咳止まらないと胎児に影響する?

咳が早産の直接の原因になるわけではないんですが、注意しなければならないのが破水です。
咳き込むことで相当に強い腹圧がお腹にかかり、尿漏れから破水を誘発することも少なくありません。

破水すると早産や流産になる危険性がありますので、こういった心配のある場合は薬の副作用云々ではなく、まずは咳を鎮めることのほうが重要です。

多少の風邪程度ならほっといても治りますが、気になる症状があるときは、まずはかかりつけの産婦人科医に相談してみましょう。

事前に電話で症状を伝え受診してよいかどうかの確認をとり、受診の際はマスクをするなどして、他の妊婦さんに風邪が広がらないような配慮をしましょう。

妊娠中に風邪をひいたときに栄養剤って飲んでもいいの?

栄養ドリンク自体は悪いものではないので飲んでも問題ないんですが、必要以上の効果を期待するべきではありません。

結構カロリーが高かったりカフェインが含まれていることも多いので、飲み過ぎには注意が必要です。

また、アレルゲンなどのアレルギー成分や微量なアルコールが含まれている事もあるので、体質的に合わない場合はやめておきましょう。

あと、これらには、アルコール・カフェイン以外にもカテキン・タンニン・糖分などの成分が含まれていることが多く、普段なら何の問題のなく むしろ身体に良いと言われているものでも、逆に妊娠中は胎児の育成に必要な栄養の働きを阻害することもあります。

風邪で食事が食べられないからといって、あせって栄養ドリンクを飲まなくても栄養が不足することはないので安心してください。

それよりも 脱水症状にならないよう こまめな水分補給を欠かさないことが重要です。

妊娠中の風邪の治し方のまとめ

妊婦さんは自分のこと以上にお腹の赤ちゃんの事が気になりますよね。

風邪の菌を増殖させないよう、加湿器などで適度な室温と湿度を保っておくことも大切です。

そしてなにより、風邪をひいたときはまずは体力を回復させることが一番。無理しないように できるだけ仕事や家事も休んでくださいね。

充分な睡眠と水分補給をこころがけ、ストレスのない過ごし方しましょう。

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