鏡餅をカビさせない画期的方法!食べれる?捨てる?間違いだらけの言い伝え。
2019/11/28
お正月も終わっていよいよ鏡開き。
飾っていた鏡餅を持ち上げると その重なってた部分に青いカビがびっしり。
こんな経験ないですか?
毎年カビを削り取ったり、諦めて捨ててしまったり。
勿体無いですね。
今年は鏡餅をカビさせないように飾ってみてはどうですか?
「え〜、そんな方法あるの〜?」
実はあるんです。鏡餅をカビさせない画期的な方法が。
鏡餅をカビさせない画期的な方法
鏡餅って、一見きれいな状態に見えますが、いざバラしてみるとお餅とお餅が重なってた部分や、ダイダイの下部分なんかに結構な量のカビが生えてたりしますよね。
これは、接点の部分にお餅に含まれる水分がしみだしてきて、それが室温との兼ね合いでカビが発生しやすい環境になっているからです。
風通しが良く、いつも乾いている表面にはカビは発生しにくいのです。
つまり、接点部分も表面と同じような状態にしておけばカビは生えづらくなります。
お餅とお餅の間に割り箸をおくという方法もありますね。割り箸が押入れのスノコのような役割をするのです。
しかしどうしても割り箸の部分にはカビが生えるので、もっと接点を極限まで小さくする必要があります。
それがコレです。
わかりますでしょうか。
実物の写真がないのでイラストでの説明になりますが、つまり、小さな釘、もしくは短く切った竹串をお餅に刺して脚にするのです。
これで、かなりカビが生えにくい環境を作ることができます。
お餅が固いと刺さりにくいので、金づちなどで打ち込みます。
鉄の釘は錆びやすいのでステンレスのほうが良いですね。
釘がない場合は爪楊枝でも代用できますが、折れやすいので出来れば竹串を短く切ったものが良いです。
ちなみに必ず新しいものを使用してください。
ダイダイも同じ要領で浮かします。実の部分まで深く差し込むと果汁が染み出してくるので、深く刺さないようにしましょう。
見た目が気になるようでしたら少し脚を短めにするなど調整してみてください。
少し浮いてるだけで全然違いますよ。
鏡餅に生えたカビ、削り取れば食べれる?
カビが生えたお餅は食べないほうが良いです。
「カビが生えた部分を削り取れば食べれるし。」
「子供の頃からそうやって食べてきたけどなんともないよ。」
お餅のカビって、一般的には青緑のものを想像すると思いますが、実は結構たくさんの種類があります。
青カビ、赤カビ、黒カビ、その他20種類以上。
厄介なのが色のないカビです。目に見えなければければ削りようがありません。
青カビや赤カビが発生しているということは、色のないカビが発生している可能性は非常に高く、また表面だけではなく中の方にまで入り込んでいたりします。
そういう目に見えないいカビにも危険な毒を含んだものがあります。
中でも危険なのが「アフラトキシン」という物質で、強い発がん性物質をもっています。
万が一、将来がんにかかっても、まさか昔食べた鏡餅が原因とは夢にも思わないはずです。
もちろん実際のところ本当の原因は解りませんが、可能性が無いとは言い切れないということです。
鏡餅にカビが生えてしまったら捨てるしか無いの?
カビが生えたお餅は捨てましょう。
「カビの毒が危険なのはわかったけど、加熱すれば大丈夫なんでしょ?」
実はカビの毒は加熱しても分解されないのです。
ゆでた場合でも、ゆで水に多少は流れ出ますが、8割近くのカビ毒は残ったままです。
ではどうしたらいいのでしょう。
残念ですが、どうしようもないのです。
後ろめたいとは思いますが、カビが生えたら捨てるのが最善の策です。
まとめ
いかがだったでしょうか。
「え〜今までずっと削って食べてたよ〜!」
という方も多いと思います。
削って食べれば大丈夫、と昔ながらの知恵のように言い伝えられていましたが、物の無い時代に食べ物を捨ることができなかったというだけです。
でも今でもお餅って結構高いですし、カビさせて捨てるのは 勿体無いですね。
そんな勿体無い思いをしなくて済むように、今年は鏡餅のカビ対策をしっかり行ってくださいね。