ハロウィンイベントを高齢者施設で。楽しめるゲームと行事食
2016/11/02
すっかり定着した感のあるハロウィン。
数年前までは年配の方にはあまり馴染みのないイベントでしたが、最近はメディアなどでも多く取り上げられているため、ハロウィンを楽しみにしているお年寄りも増えてきています。
老人ホームなどの高齢者施設や介護施設、デイサービスなどでもハロウィンイベントを取り入れる事が多くなってきましたね。
ここでは高齢者の方が楽しめる簡単な仮装、ゲームや行事食などをご紹介しています。
ハロウィンイベントを高齢者施設で
元々ハロウィンって、結構暗いイメージのお祭りなんですが、日本では楽しいイベントとして浸透してきています。
高齢者施設などでのイベントとして取り入れる場合も、なるべく明るく楽しいパーティー形式のレクリエーションとして行うのがいいですね。
老人ホームでハロウィンの仮装
ハロウィンと聞いてまず思い浮かぶのが仮装です。
スタッフが仮装し、入所者の方にはトンガリ帽などの被り物やヒラヒラのマントといった簡単な小物をつけてもらいます。
元気な方が多いようでしたら、一緒に小物や衣装作りに参加してもらうのもいいかもしれませんね。入所者の方による仮装コンテストなんかも楽しいですよ。
また、こういった様子を写真に撮ってアルバムにしたものを、入所者やご家族にプレゼントすると大変喜ばれます。
老人ホームでハロウィンの飾り付け
施設内が賑やかになるような飾り付けをして、ハロウィンの雰囲気が感じられる様にしましょう。
イメージカラーであるオレンジや黒色を基調に装飾するとハロウィンっぽくなりますよ。
ジャック・オー・ランタンやコウモリなどのハロウィンに登場するキャラクターを色画用紙などを使って切り抜き、壁やドアに貼っていきましょう。
壁にセロテープや両面テープが使えない場合、また切り抜いて作るのが大変という時はウォールステッカーが便利です。
台紙からめくって貼るだけなので簡単ですし、粘着力が弱いので壁を傷めずきれいにはがせます。
テーブルには黒いテーブルクロスや布を被せます。
中央に色付きのプラスチックコップを逆さに置き、中に電池式のライトなど入れるとグッと雰囲気が引き締まりますよ。
あとは100均などでハロウィン小物を調達しましょう。
最近の100円ショップは、たくさんのハロウィングッズを取り扱っているので、見ているだけでどんどんイメージが湧いてきますよ。
ハロウィンゲームで高齢者と楽しむ
レクリエーションの一つとして、みんなで出来るゲームを取り入れると楽しんでもらえますよ。
ゲームといっても入所者の方の体調の面も考慮して、あまり激しい動きをするものではなく、誰でも楽しめるものがいいですね。
ハロウィンでジャック・オー・ランタン福笑い
お正月にする福笑いと同じ要領でジャック・オー・ランタンを仕上げていきます。
大きめの紙にオレンジ色のカボチャの絵を描いたものと、黒色の画用紙を切り抜いた目・鼻・口を用意しておきます。
入所者の方に目隠しをしてもらい、パーツを並べて、誰が一番上手だったかを競います。
ハロウィンでモンスターボーリング
ペットボトルとボールを使った手作りボーリングです。
500mlの空のペットボトル10本を用意。それぞれににビニールテープを巻いて目をつけたり、絵を描いた画用紙を貼ったりしてお化け風にしておきます。
ボールはゴム製のものでも構いませんが、跳ねすぎる場合は新聞紙を丸めたものをガムテープ等で巻いて調度良い大きさにしましょう。
ハロウィンでモンスター輪投げ
前記のボーリングと同じ要領ですが、ペットボトルが空だとすぐに倒れてしまうので、中に水を入れて蓋をしておきます。
やはりそのままでは味気ないので、モンスターなどの絵を書いた紙やシールなどを貼っておくなどすると良いですね。
もちろん中身が入ったままのものでもOKですよ。
輪投げの輪は新聞紙一枚をクルクルと棒状に丸めたものを、コヨリの様にねじって作ります。
端と端を重ねあわせ、繋ぎ目から順にビニールテープをらせん状に巻いていきます。このとき新聞が露出しないようにしましょう。
一周巻き終わったら形を整えて出来上がりです。
お茶やジュースなど、未開封のペットボトルを使い、上手く輪っかを投げられたらそのペットボトルをプレゼントというのも盛り上がりますよ。
その場合は予備を多めに用意しておきましょう。
ハロウィンでビンゴゲーム
ビンゴゲームは簡単で盛り上がるゲームの定番です。
小袋に入ったキャンディーなどに1〜99までの番号を書いたシールを貼っておき、それらを抽選箱の中に入れ、スタッフの方が順に取り出して読み上げます。
景品はお年寄りが喜びそうなお菓子などが良いでしょう。
ビンゴカードは100円ショップで入手できますよ。
参考記事■ハロウィンのお化けの種類とキャラクターの名前のまとめ
■ハロウィンパーティーの内容は?クイズやゲームで大人も子どもも楽しむ
高齢者施設での行事食
ハロウィンの行事食ですが、ちゃんとした食事となると、それぞれの方に合わせた調理方法が必要になってくると思いますので、今回は誰でも簡単に食べられるデザートをご紹介したいと思います。
ハロウィンメニューと聞いて、まず思い浮かぶのがカボチャですよね。
カボチャを使ったデザートは色々ありますが、かぼちゃのプリンなら高齢の方でも食べやすくて美味しいのでとても喜ばれますよ。
本格的に作るにはオーブンが必要だったり、また、たくさん作るとなると耐熱容器が足らなかったりする事もあるかと思いますので、今回はオーブンや耐熱容器がいらない方法で作ってみましょう。
材料カボチャ300グラム・水200cc・牛乳250cc・生クリーム200グラム
砂糖60グラム・粉ゼラチン1袋(約グ5ラム)
1. 皮を剥いたカボチャを適当な大きさに切る。
2. お鍋に切ったかぼちゃと水を入れて煮ます。
3. カボチャが柔らかくなったらヘラで軽く潰し、牛乳・砂糖・粉ゼラチンの順に入れ、弱火でゆっくり溶かします。
4. ゼラチンが溶けたら火を止めて、そのまましばらく冷まします。
5. 粗熱がとれたらミキサーに入れて撹拌。なめらかになったら生クリームを入れて再度撹拌。
6. そのまま型やカップなどに流し入れ、冷蔵庫で冷やし固めます。
7. 出来上がったプリンの表面にデコレーション用のチョコペンで蜘蛛の巣やジャック・オー・ランタンの絵を描いたら完成!
※オーブンを使わないので、普段入所者の方が使っているプラスチックのマグカップなどでも作れますよ。
参考記事■ハロウィンメニューの簡単レシピ。サラダ・スープ・メイン・デザート
■ハロウィンの楽しみ方 家族と/簡単メイクと飾り付け&メニュー
おまけ
あと、ミカンやオレンジでで作ったジャック・オー・ランタンはいかがでしょう。
作ると言ってもくり抜くのではなく皮に油性ペンで顔を描くだけなので簡単です。
何と言ってもあとで食べられるというのがいいでしょ。
まとめ
いかがだったでしょうか。
最近ではレクリエーションの一環として、ハロウィンを積極的に取り入れている高齢者施設も増えてきました。
また、お年寄りの方もこういった季節を感じられる催しを楽しみにしています。
普段とはチョット違った一日にしたいですね。