セント・パトリックス・デーとは何の日?緑でないとつねられるぞ!
2019/12/03
出典:http://discomposingthealtitudeofmypuffs.blogspot.jp
世界が熱狂するセント・パトリックス・デー(St. Patrick’s Day)
近年日本でもジワジワ来てますが、これって何の日か知ってます?
え?聞いたことがない?
そりゃ危ないですね。
うっかりしてるとギュ~なんてつねられちゃいますよ。
セント・パトリックス・デーとは何の日?
最近ちょくちょく耳にするようになったセント・パトリックス・デー。
日本でも東京表参道や横浜元町、大阪や京都、名古屋や福岡、その他各地でパレードが行われたり、各種イベント・パーティーが開かれたりしているので「あー、あの緑色の」という感じで知ってる人も多いのではないでしょうか。
3月17日はカトリックの布教者であるセント・パトリックの命日。
そう、セント・パトリックス・デーはアイルランドのお祭りなんです。
この日はアイルランドでは祝日になっていて、街中がお祝いムードに包まれます。
アイルランド系の移民が多いニューヨークやボストンなどの都市をもつアメリカをはじめ、イギリス、カナダ、オーストラリア、ニュージーランドなどでも盛大なパレードや仮装が行われるなどして大いに盛り上がっています。
国を上げてのお祭りといった感じで、その規模はハロウィンの比ではありません。
セント・パトリックス・デーは緑のものを身に着けてないとつねられる?
私が初めてセント・パトリックス・デーを知ったのは2011年。
とあるホテルが主催するパーティーイベントに参加した際、そのパーティーのテーマが「セントパトリックスデー」だったんです。
緑色の服、もしくは何か緑色のものを身につけてきてくださいとの事だったんですが、当時はまだセントパトリックスデーなんて聞いたこともなかったし、緑の服なんて持ってなかったんで、悩んだ末、緑色のボールペンをジャケットの胸ポケットに差して行った記憶があります。
そもそもなぜ緑色なの?
聖パトリックのシンボルでもあるシャムロック(三つ葉のクローバー)のカラーが緑であり、また緑はアイルランドのシンボルカラーでもあるからなんです。
アメリカ人は特にセント・パトリックス・デーが大好きで、シカゴリバーを緑色に染めたり、ホワイトハウスの噴水を緑色にしたり。
また、緑色のビールなどのお酒や食べ物とかもたくさん売られていて、なんとマクドナルドまで緑色のシェイクを限定販売したりしています。
かなり徹底して楽しんでますね。さすがアメリカという感じです。
この日は緑色のものを身につけてないと、つねられても文句は言えないんです。
すごいですね。赤の他人につねられるかもしれないなんて。
なぜ緑色のものを身につけてないとつねられるの?
これは悪戯好きの「レプラコーン」が、緑色のものを身につけてない人をつねるという伝説から派生しているようです。
緑色はアイルランド国民のシンボルカラーなので、それを忘れることへのお仕置きみたいなもんですね。
ハロウィンのトリックオアトリート(お菓子をくれないといたずらするぞ)に次ぐ理不尽さですが、そこはまぁ お祭りということで。
レプラコーン(Leprechaun)て何?
レプラコーンとはアイルランドに伝わる全身緑色の服を着た妖精であり、セント・パトリックス・デーの象徴です。
妖精といっても靴職人のおじさんで、虹のふもとに金貨を隠していると言われてます。
で、緑色のものを身につけていない人を見つけると、片っ端からつねっていくそうです。
「金貨を隠し持った、人をつねる靴職人のおじさん」って、どんなやつだよ。
なんだか「普段は真面目な働き者だけど、実は悪どい成金ジジイ」みたいなのを想像してしまいますね。
アイルランドには実際に「レプラコーンに注意」という標識まであります。
このレプラコーンを捕まえると金貨のありかを教えてくれるっていう伝説があって、これを探すようなイベントが各地で開催されたり、学校でもレプラコーンを捕まえるための罠を作る宿題がだされたりしているんです。
「金貨のありかを教えてくれる」って事ですが、罠を作るっていう言うくらいだから、捕まえて無理やり吐かせるんでしょうね。
いいのか?そんな事して。
まあどっちもどっちってとこですかね。
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まとめ
いかがだったでしょうか。
まだまだ日本ではそれほどメジャーではないお祭りですが、世界的な熱狂ぶりはすごいものがあります。
日本人って、こういった他国の文化を自分たちなりにアレンジして上手に楽しむことができる国民です。
「アイルランド人じゃないし」とか「仏教徒だし」なんて野暮なことは言わないで、3月17日はお祭り気分で楽しんじゃいましょう!