尿漏れの原因 女性20代からの頻尿ちょい漏れ改善方法/対策グッズ紹介
2018/11/18
ふとした瞬間、自分の意志に反してオシッコがチョロっと出てしまうことってありませんか?
まさか自分が尿失禁?と驚きとショックがあると思いますが、女性の方には多い悩みです。
ただ、こういったデリケートな悩みって、なかなか人に相談することが出来ないんですよね。
かと言って自然には治らないですし、何もしないでいると今度はそのことが気になり人付き合いにも支障をきたすようになってしまいます。
尿漏れの原因って何なんでしょう?どうすれば解消出来るんでしょうか?
ここでは女性の尿漏れや頻尿の原因、改善方法、ちょい漏れ対策グッズについてご紹介しています。
尿漏れの原因 女性20代からの悩み
男性女性ともに尿漏れを経験している人は多いですが、特に女性にとっては身近な悩みといえます。
高齢者に多いイメージがありますが、最近では20代や30代、中には10代といった若い年代の方にも増えてきています。
などなど。
自宅でならまだいいですが、出先でとなると人目や臭いなんかも気になりますよね。
「トイレに間に合わなかったらどうしよう」「周りに気づかれたらどうしよう」といった事を考え出すと外出自体が億劫になりますし、好きなものを飲んだり大声で笑ったりすることすら不安だと、家族や友人と楽しい時間を過ごすことが出来なくなってしまいます。
なぜ尿漏れがおこるのか、まずはその原因を順番に見ていきましょう。
尿漏れが女性に多いのはなぜ?
まず尿漏れが女性に多い理由は、男性に比べて尿道が短く尿漏れが起こりやすい造りになっているからなんですね。
これは体の構造上しかたがない事なんですが、頻繁に尿漏れを起こしてしまうような場合は他にも原因があると考えられます。
骨盤底筋が弱ったことによって尿漏れがおこる
主な原因は、加齢による骨盤底筋の衰えや、出産後の骨盤底筋のゆるみ。
尿漏れに悩む女性の大半がこれです。
オシッコが膀胱に溜まった時、それを我慢するための筋肉が弱ってくると、くしゃみや咳などでお腹に力が入った際に せき止めることが出来ず漏れてしまいます。
「20代で加齢?妊娠も出産もしてないんだけど?」という方もいらっしゃいますよね。
年齢を重ねると誰しも骨盤底筋は衰えてくるものですが、若くして悩んでいる方が増えているのは、体全体の筋肉量が減少しているため、それに比例して骨盤底筋の筋力も弱っているためだと思われます。
最近の若者、特に女性に関しては驚くほど力が弱い人が多いと言われています。
ひょっとすると現代人の日常生活のあり方自体に問題があるのかもしれませんね。
ストレスによる尿漏れ
緊張や不安を感じると急にトイレに行きたくなってしまうことがります。
これは何らかのストレスを感じることで一時的に膀胱が収縮してしまうためなんですね。
そうなると、送られてきた尿が膀胱に収まりきらなくなり尿漏れを起こしてしまいます。
さらに外出時など、すぐにトイレに行けないといった焦りや不安から余計に尿意をもよおしてしまうといった事も。
これは「神経性頻尿」という病気なので、ひどい場合は心療内科や精神科などでの治療が必要になります。
ただ、尿漏れに悩んでいること自体がストレスの原因になっている場合もありますよね。
次にご紹介する方法で尿漏れを改善できれば、それがストレスの解消につながるかもしれません。
頻尿やちょい漏れに悩む女性への改善方法アドバイス
尿漏れや頻尿に冷えは大敵
20代や30代といった年齢だと、会社勤めやパート勤務という方も多いと思います。
エアコンが効きすぎる職場環境だったり、仕事内容によってはすぐにトイレに行けないといった状況もありますよね。
体が冷えるとどうしてもトイレが近くなってしまうので、まずは体を温める服装をこころがけましょう。
ひざ掛けをするなど、特に下半身を冷やさないように意識するといいですよ。
コーヒーや緑茶、牛乳などの飲み物は 体を冷やすので出来るだけ避けたほうがいいですね。
ちなみに体を温める飲み物は、ほうじ茶・ウーロン茶・紅茶などです。
水分を摂るときは一気にゴクゴク飲むよりも少しずつチビチビ飲むほうがトイレに行く回数を減らせますよ。
関連記事■手足の冷えがひどいときの改善方法。原因は?食べ物やマッサージは?
尿漏れ対策には日々の運動が大切
尿漏れ・頻尿の主な原因は骨盤底筋の弱りですが、そもそも体全体の筋力の衰えが影響していることも多いため、普段の生活にトレーニングを取り入れ、膀胱周りの筋肉を鍛えることが重要です。
トレーニングと言っても最初は簡単なことからでOK。
エレベーターやエスカレーターを使わず階段を利用するとか、一駅余計に歩くとか、休みの日にウォーキングしてみるなど、軽めの運動から始めてみるようにしてみましょう。
あと、意識的にお尻の穴をきゅっと締める運動も尿道まわりの筋肉を鍛えるのに役立ちます。
座って仕事をしている時、横になってテレビを見ている時など、周りに気づかれずいつでも簡単に出来るのでおすすめです。
これを続けることで、少しずつ尿意をコントロールできるようになってきますよ。
膀胱訓練で頻尿対策
「過活動膀胱」って聞いたことありませんか?
突如、我慢できない激しい尿意によって頻繁にトイレに通ってしまうような状態の事で、これによる尿漏れなどのトラブルに悩んでる方もたくさんいます。
排尿トラブルを未然に防止しようと、早めにトイレをすます習慣がついてくるのですが、これがかえって尿を貯めるために必要な膀胱の弾力を弱らせてしまうんです。
これを解消するには日々 膀胱の訓練を行うのが効果的です。
やり方は簡単です。
尿意を感じてもすぐにトイレには行かず、おしっこを我慢するようにします。
最初は3分間くらいから始めてみて、我慢できるようになったら徐々に時間を延ばしていきましょう。
こうして尿を貯める訓練を続けることで膀胱の伸縮性が高まり、尿漏れしにくい体になってきます。
ただし、膀胱炎を患っている場合はおしっこを我慢すると病状が悪化してしまうことがあるので注意して下さい。
頻尿対策としてサプリを取り入れる
運動とともに、体質改善が期待できるのがサプリメントです。
もちろん、症状が深刻な場合はまず泌尿器科などで治療を受けることをおすすめしますが、「病院に行くほどではない」「自力でなんとか改善したい」という場合はサプリメントを試してみるのも一つの方法です。
ここで気をつけておきたいのが、男性と女性とでは使用するサプリメントが違ってくる場合があるということです。
尿漏れのサプリと聞くと「ノコギリヤシ」を思い浮かべる人も多いと思いますが、これは主に前立性肥大症が原因である事が多い男性の尿漏れに対するもので、女性用としては「イソサミジン」や「カボチャ種子エキス」を主成分としたものが有名です。
- イソサミジン
沖縄の屋久島で栽培されている長寿草(ボタンボウフウ)と呼ばれている野菜で、その成分であるイソサミジンは血管拡張や動脈硬化の予防、排尿機能改善などの効果が期待できると言われています。
- カボチャ種子エキス
西洋かぼちゃの種子から抽出したエキス。
これに含まれるリグナン類には抗がん作用の他、女性ホルモンを整え、排尿に関する障害を軽減するのに役立つとされています。
イソサミジン(長寿草)やカボチャ種子は直接食べてもいいんですが、長寿草は入手が困難ですし、カボチャの種子も沢山食べるとなると大変です。
毎日効率よく成分を摂取するのであれば、やはりサプリメントで摂るのが手軽で簡単です。
尿漏れ対策グッズ
尿漏れパッド・シート
生理用品と似ているので、女性の場合は比較的抵抗なく使用できると思います。
商品によって「少量用」「中量用」など、給水量に違いがありますので、状況によって使い分けができるのも便利です。
尿漏れパンツ
尿漏れパンツもお出かけの際の強い味方です。
骨盤周りの筋肉のゆるみをサポートしてくれるので、尿漏れの改善が期待できます。
「尿漏れ用パンツ」という響きに抵抗を感じる方も多いかも知れませんが、見た目は普通のガードルとなんら変わらないので、使用していてもほとんど気にならないと思います。
外出用として一枚持っていると便利ですし、安心につながりますよ。
大人用おむつ
さすがに「おむつ」はちょっと・・・と思いますよね。
どうしても赤ちゃんや寝たきりの高齢者用というイメージがあるため、ほとんどの方が使用することに抵抗があるのではないでしょうか。
ただ、最近ではそういった意識も少しずつですが変わりつつあるようです。
外出時にトイレが見つからない、混雑していて間に合わなかった、などの恐怖や絶望感を味わうと、そのことがトラウマとなり今後の活動に支障をきたしてしまいます。
ましてや人と一緒にいる時に漏らしてしまった場合の精神的ダメージは想像に難くありません。
万が一の時にはトイレなどでこっそり交換できますし、実際にそういった局面になれば「着けてて本当によかった」と心の底からありがたさを感じるはずです。
人前で取り返しの付かない失態を犯してしまうくらいなら、割りきって使用したほうが精神的にずっと楽ということですね。
関連記事■高齢者の尿漏れの臭いを何とかしたい!原因と対策。改善方法は?
女性の尿漏れ対策に関するまとめ
尿漏れ対策としていくつかの改善方法をご紹介してきました。
尿漏れパッドや尿漏れパンツなどのグッズは外出時の強い味方。上手に使用すれば精神的なストレスから開放されますよ。
ただ、そればかりに頼っていては根本的な解消にはつながりません。
尿漏れや頻尿の克服に 何より大切なのは体質改善。普段より体を動かすことを習慣化し、膀胱周りの筋肉を鍛えることが重要です。
運動とサプリメントなどを上手に組み合わせ、体をより正常な状態に戻していくようにしましょう。