子供のランドセルは誰が買う?角を立てない断り方/誰が選ぶべき?
2018/12/22
もうすぐ入学シーズンですね。
お子さんの入学準備は着々と進んでますか?
小学校の新入学ともなれば感動もひとしお、子供以上に周りの方がそわそわしちゃいますよね。
特におじいちゃんおばあちゃんにとって、孫の成長した姿を見られる嬉しさは相当なものです。
さて、ここで起こりがちなのが子供のランドセル問題。
小学生の象徴とも言えるランドセルを誰が買うかでモメるというのはよくある話ですね。
全員が張り切っているだけに、うまく話をまとめないと家庭内でトラブルになることも。
ここでは、
・ランドセルは誰が買うもの?
・角を立てない上手な断り方は?
・そもそもランドセルって誰が選ぶの?
についてご紹介しています。
子供のランドセルは誰が買うもの?
ランドセルは、これから子どもが通学する際に必要になる備品ですので、体操服や上履きなどと同様、親が買うのが一般的です。
もちろん他の方が購入しても問題はないんですが、五月人形や雛人形のように、どちらかの祖父母が買うという地域的な習わしや決まりは聞いたことがありません。
ただ、おじいちゃんおばあちゃんしてみれば「可愛い孫の入学祝いに」と楽しみにしている場合もあります。
それはそれでありがたい話なのですが、問題なのは実家、義実家の両方から申し出があった時ですね。
どちらも「孫を喜ばせたい」という気持ちが強いだけに、安易な選択をしてしまうとトラブルのもと。
せっかくのお祝いが台無しにならないよう、対応策を考えておきましょう。
ランドセルを買ってくれるという祖父母に対して角を立てない上手な断り方
「買ってあげたい」という気持ちが多少強引に感じられることがあるかもしれませんが、それも孫を可愛いと思うからこそ。
その気持には素直に感謝すべきですし、同じ断るにしても角を立てずに断りたいですよね。
子どものランドセルは自分たちで用意すると前もって伝えておく
祖父母にとって、孫の入学準備はひそかな楽しみの一つ。中でもランドセルに関しての思い入れはかなりものです。
「買ってあげたい」という申し出が、両方の実家からあるかもしれませんし、なかったとしても遠慮して自分から言いだせないだけなのかもしれません。
なので、「早い者勝ち」「言ったもの勝ち」「もう買ったから」みたいになってしまっては「わたしだって買ってあげたかったのに」という不満の原因になります。
そうならないためにも、前もって「子どものランドセルは自分たちで用意しようと考えてる」ということを伝えておくようにしましょう。
曖昧にしていると、相談なしに先に買われちゃうケースもありますし、そうなってしまっては、あとから断るのも大変ですよね。
誤解を生まないよう、実家にはお嫁さんが、義実家には旦那さんのほうから説明してもらうのがベターです。
ランドセルの購入資金を援助してもらうかたちにする
言い方にもよりますが、「こっちで用意するから買わなくていい」というような一方的な断り方をしては、せっかくの厚意に水を差してしまいますよね。
自分たちで準備する理由はあくまで「双方に不公平にならないため」ということをはっきりと伝えておきましょう。
その上で、「お祝い」というかたちで、ランドセル購入用の資金を援助していただくというのも一つの方法です。
「孫のランドセルは自分が選びたい」と言われる事があるかもしれませんが「平等に接したいので」という気持ちを伝えましょう。
また、子どもには「両方のおじいちゃんとおばあちゃんから頂いたお金で買ったんだよ」ということを理解させ、子どもの口からもきちんとお礼の言葉を伝えさせることが大切です。
可愛い孫から「おじいちゃん、おばあちゃん、ランドセルありがとう」なんて言われたら、きっと喜んでもらえると思いますよ。
幸せな気分は、みんなが味わえるようにしたいですね。
時にはこちらが我慢する事も必要
場合によっては「絶対に自分が買う」といって譲らず、こちらの考えを聞き入れてもらえない事もあるかと思います。
ひょっとしたら親戚や友人から、孫にランドセルを買ってあげたという話を聞いたり、自分が子供の頃に祖父母に買ってもらったという記憶があって、それが当たり前と思っているのかもしれません。
そういった、どうにもならないときは、こちらが我慢するという判断も必要です。
双方の祖父母が譲らなかった場合は、今後の嫁姑関係が険悪になるのを避けるためにも、お嫁さん側の親に折れてもらうのが賢明です。
そのかわり学習机を買ってもらうなど、うまくバランスを保つようにしましょう。
また、ランドセルや学習机を買ってもらう場合は、好みの食い違いによるトラブルを避けるためにも、できるだけ祖父母・親・子供、の全員で見に行く様にしたいですね。
ランドセルは誰が選ぶ?
無事に話がまとまったとして、次はいよいよ購入ですね。
前章でも書きましたが、できるだけみんなで見に行くことをおすすめします。
ただ、最近は本当にたくさんの種類のランドセルが発売されていますので、逆に意見がまとまらず、なかなか決められないなんてことも。
おじいちゃんおばちゃんは「卒業まで使うんだから、飽きのこない作りが丈夫な定番品がいいわ」
お母さんは「他の子に見劣りしないよう、ちょっと贅沢だけど有名ブランドのものがいいんじゃないかしら」
子供は「〇〇ちゃんと同じような、カラフルでおしゃれで軽いやつがいい」
などなど。
それぞれ意見はあるかもしれませんが、最終的にそれを使うのは子供です。大人のエゴを押し通しても本人が気に入らなければ入学を楽しみにすることもできません。
子供の好きな色もあるでしょうし、背負ってみてしっくりくるかどうかは本人でなければわかりません。
自分のものは自分で決めるということを教える良い機会でもあります。
アドバイスしながらも、最終的には子供が希望するものを選ばせてあげましょう。
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ランドセルの購入は誰がするべきか:まとめ
以下、まとめておきます。
- ランドセルは自分たちで購入するということを、早い段階で伝えておく。
- 双方不公平にならないよう、購入資金として援助してもらう。
- 祖父母に「絶対に自分たちが買う」と言われた場合、こちらが折れるという選択も必要。
- 双方の祖父母から申し出があった場合は、嫁姑関係を悪化させないためにもご主人の両親に買ってもらうのが賢明。
- 購入の際はできるだけみんなで見に行くようにする。
- 最終的には子供自身に選ばせる。
昔と違って今は本当にいろんなランドセルがあって、ほんと見てるだけでも楽しいですよね。
おじいちゃんおばあちゃんが「買ってあげたい!」と言う気持ちになるのもうなずけます。
決して安いものではないですし、これから色々なものが必要になってくることを考えると、買ってもらえるというのはとてもありがたい話です。
申し出を無下にせず、できるだけみんなが幸せになれるよう配慮をしましょう。
子供が笑顔で新入学を迎えられるといいですね。