卒業式に着るブラックフォーマルと喪服の違い/着こなしのコツは?
2019/12/17
お子さんの卒業式を控えたお母様、
準備をするにあたり服装についての疑問はありませんか?
勘違いしやすいのがブラックフォーマル喪服との違いです。
黒だったらどっちでもいいのでしょうか?
ここではブラックフォーマル・礼服・喪服の違い、ブラックフォーマルの卒業式での着こなしなどについて解説しています。
「知らなかった!」と当日、恥ずかしい思いをしないように、今のうちにきちんと確認しておきましょう。
卒業式にはブラックフォーマル? 喪服でもいい?
卒業式は厳粛な「卒業証書授与」という式典です。
そのため服の色は黒が定番と考えられています。
黒の装いとして礼服、ブラックフォーマル、喪服がありますね。
全部同じもののように思いますが、実は違います。
結論から言いますと、卒業式に喪服を着ていくのはNGです。
理由は後述しますが、卒業式に喪服を着て行こうと考えられていた方は、一度ちゃんとその違いを確かめてみることをおすすめします。
場にそぐわないものを着てしまって、恥ずかしい思いはしたくないですものね。
ブラックフォーマルと礼服や喪服の違いは?
まず、礼服というのは冠婚葬祭に着用する衣服の総称です。
喪服というのはその礼服の中の、弔辞用のものです。
光沢や装飾がなく、ボタンは「くるみボタン」となっています。
色も一般的な黒色より深い「漆黒色」が特徴で、普通の黒のスーツと並ぶと、その違いがすぐわかります。
つまり喪服は「葬」のときしか着れません。
ブラックフォーマルというのは「略礼服」として扱われていて、冠婚葬祭、どの場であっても着ることができるように作られています。
喪服としてブラックフォーマルを購入する場合もありますし、卒業式のためにご用意されることもあるでしょう。
ただ、あまりにも光沢のない漆黒色のブラックフォーマルは喪服と捉えられてしまうので、お祝いの席では避けたほうが無難です。
ブラックフォーマルを卒業式のスーツとして着こなすコツは?
卒業式などでブラックフォーマルを着る事に抵抗がある方もいらっしゃるかも知れませんが、何の問題もありません。
いろいろアレンジがきくのでとても便利ですし、実際そうやって上手く着こなしされているケースも多く見かけます。
とにかく喪服のように見せないことが大切です。
コサージュやパールのネックレスで華やかさをプラスしたり、ブラウスを合わせるときは光沢があるものやフリルの付いたものがいいですね。
スカーフなど、一点だけ色物を入れるときれいに栄えます。
そして、ストッキングは必ずナチュラルな肌色を選びましょう。
黒色のストッキングは仏事の時だけですよ。
あと、結構重要なのが髪型です。
ツヤのないボサッとした髪のままだと、どうしても暗いイメージになりがちです。
逆に髪型がきちんとセットされてきれいだと、スーツや小物、靴などが黒系でもグッと華やかになりますよ。
参考記事
ちなみに「昔のブラックフォーマルがタンスから出てきたんだけど、サイズが・・・」
という方は 下記の記事を参考にしてみてくださいね。
参考記事
■太ったらスカートが入らない!ウエストがきついときの応急処置/スーツの場合の対処方
まとめ
いかがだったでしょうか。
以前、喪服と思って購入したものが実はブラックフォーマルだったということも考えられます。
もしそうならブラウスやアクセサリーなどを工夫すれば充分卒業式に来ていけるかもしれませんので、一度しっかり確かめておきましょう。
今回、新たに購入されるという場合でも、ブラックフォーマルは冠婚葬祭、さまざまな場で着回せてとても便利です。
この機会に1枚持っておくとイザというとき安心ですね。