結婚式を欠席する際のご祝儀のマナー。相場や渡す時期は?
2019/12/07
友人から届いた結婚式の招待状。
諸事情により出席できない場合ってありますよね。
また、急に出席できなくなってしまう事もあります。
こういった場合、ご祝儀などはどうすればよいのでしょう。
ここでは結婚式を欠席する際のご祝儀のマナーや相場、渡す時期などの疑問についておこたえします。
結婚式を欠席する際のご祝儀のマナー
結婚式を欠席する場合、一般的にはやはりお祝いの気持ちとしてご祝儀を贈るのがマナーです。
金額は1万円単位であれば大丈夫。4万円は避けましょう。お金はもちろん新札を用意します。
現金を入れるのし袋は紅白の結び切りの水引のもので、表書きは「御結婚御祝」「寿」など。
最近ののし袋には表書きが書かれた紙が最初から付いているものが多いので、字に自信のない人はその中から選ぶのもよいでしょう。
ただし、下に書く自分の名前は当然直筆になります。黒の筆ペンなどでしっかり書きましょう。
ご祝儀はお祝いの言葉とともに手渡しするのが基本ですが、会う機会がない場合は現金書留で郵送します。
その場合、お祝いのメッセージを書いた手紙を同封するとスマートですね。
「お祝いごとに終止符は打たない」とされているため、メッセージには句読点を使わないのがマナーです。
そこまで意識する必要も無いかもしれませんが、句読点を抜くだけなので手間もかからないですし、知ってる人には伝わります。
ちなみに、式に出席する知人にご祝儀を渡してもらうというのはNGですよ。
祝電は超おすすめ
もはや定番ですが、やはり祝電人気は健在です。
「事情あって、やむなく出席できなかったけど、あなたの結婚を喜んでいますよ」という気持ちを伝えることができます。
披露宴が始まる30分~1時間前くらいに届くようにしておくと良いでしょう。
電報サービスはいろいろな会社で扱っており、デザインも豊富なので、いろいろ比べてみるのも良いかと思います。
祝電の金額の一例
「メッセージ料」+「台紙料金」+「オプション料金」+「消費税」
・メッセージ料:25文字まで660円
・台紙料金:0円~
申し込み時間によっては当日配達もできるなど大変便利です。
電話での申し込みも可能ですが、おすすめはインターネットからの申し込み。
オペレーターにメッセージ内容を伝える気恥ずかしさから開放されますし、しかも割引になるのでお得です。
記念として残すことができる祝電はとても喜ばれますよ。
結婚式に欠席する場合のご祝儀の相場は?
欠席する場合のご祝儀の相場としては、出席した場合に包む予定をしていた額の1/2~1/3を目安とした現金、もしくは品物を贈るのが良いとされています。
通常のご祝儀の相場が3万円なので、1万円~1万5千円。 1万5千円は半端ですね。
現金であれば1万円か、ちょっと頑張って2万円かのどちらかです。
「出席していないのに2万円はキツイ、、かといって1万円というのもどうか。。」
という場合は1万5千円程度の品物にするか、1万円の現金と5千円程度のお花などを贈るという方法もあります。
それでもなんとなくシックリ来ないという方もいるかも知れませんが、通常の「結婚式に行けない」という場合ならズバリ、「ご祝儀1万円+祝電」で良いでしょう。
ただ、一口に欠席と言ってもさまざまなパターンが考えられます。
それによっても事情が変わってきますよね。
その人との関係性によって変わる金額の違い
親しい間柄の友人・知人の場合
すでに自分の結婚式にも来て頂いた方、もしくは今後自分が結婚する際には招待したい方である場合、式に出るときに包む予定だった額を贈るのが良いでしょう。
あまり付き合いの無い友人の場合
今はほとんど付き合いのない昔のクラスメートなどからいきなり招待状が届く場合がありますが、「あの人を呼ぶならこの人も呼ばないと失礼かも」という中での招待や、人数調整的な招待の可能性もあります。
こういった「特に親しいわけでもない知人からの突然の招待」を欠席する場合はご祝儀なしでも特に問題ないでしょう。
気になるようであれば、祝電を打つか、簡単なお祝いの品を贈っておくなどしておけば、後々、気まずい思いをせずにすみます。
苦手な人や好きではない人の場合
好きでない人の招待を断りたい場合は、あとに残る品物ではなく、現金1万円を贈ってスッキリさせておくのがいいですね。
欠席を告げるタイミングによって変わる金額の違い
案内状が送られてくる前の打診があった段階での欠席の場合
特にご祝儀の必要はないですが、親しい知人などの場合は気持ちとして1万円ほど贈るのがよいでしょう。
案内状が送られてきて、その返信段階での欠席の場合
このタイミングでの欠席なら相手に必要以上の負担をかけることも無いので、特にご祝儀の必要はありません。
やはり親しい知人などの場合は気持ちとして1万円ほど贈るのがよいでしょう。
案内状の返信で一旦参加を告げた後、事情が変わって欠席しなければならなくなった場合
この場合は何もしないというわけにはいきません。
すでにさまざまな手配をかけたあとであったり、人数が変わることで式場での調整が必要になったり、料理や引き出物などのキャンセルが発生したり、何かと迷惑をかけてしまいます。
こういった場合、申し訳ないという気持ちも込めて、当初予定していたお祝いの額を贈るのが良いでしょう。
結婚式を欠席する際にご祝儀を渡す時期はいつがいい?
欠席する場合、ご祝儀はいつ渡すのがよいのでしょうか。
現金にしろ品物にしろ、できれば式の1ヶ月前に、遅くとも1~2週間前までには贈るようにしましょう。
結婚式の前に会う機会があれば、そのときに直接手渡すのがベストです。
会えないのであれば、できるだけ早めに届くように郵送します。
現金の場合はご祝儀袋に入れて現金書留で送るのが良いでしょう。現金書留なら手紙を同封できます。
品物の場合は主に百貨店やインターネットなどから送る事が多いと思うので、お祝いの気持ちを伝える手紙は別で送りましょう。
結婚式直前で欠席になってしまって、ご祝儀が結婚式までに間に合わない場合でも、出来るだけ早く届くように送ります。
手紙にはお祝いのメッセージに加え、直前での欠席をお詫びする内容を書き添えましょう。
■結婚式のご祝儀 家族4人の相場と名前の書き方。招待状が連名だと返信は?
まとめ
いかがだったでしょうか。
欠席するといってもその理由はさまざま。
やむを得ない事情もあるかとは思いますが、大切なのは相手を思う気持ちです。
親しい友人なら尚更ですね。
出席できない場合でも、ご祝儀に加え祝電やメッセージを書いた手紙などで、お祝いの気持ちを伝えましょう。