カメラ初心者だけど一眼レフを購入!ミラーレスとどっちがいいか迷う
2018/08/22
ひょんなことからカメラ初心者のボクが一眼レフを買うことになりました。
この記事は、どんなカメラを買ったらいいのかわからないボクが、迷いながら購入に至るまでの備忘録的な内容になってます。
レビューに関しては最後の方に書いてますが、いかんせん素人の感想なので、暇つぶしにでも読んでみてください。
(※別ブログからの移行記事なので内容が少し古いかもしれません。)
カメラ初心者なのに一眼レフを購入することに
カミさんが仕事でカメラが必要だという
カミさんは小さなサロンをやっていて、ちょくちょくお客さんの写真を撮る機会があるんです。
今までコンデジで撮っていたのですが、イマイチ鮮明に写らない。
なんとかもっとパキっとした仕上がりにしたいみたいなんですが、安価なコンデジではやはり限界があります。
そこで「よし、じゃあキレイに撮れるカメラを買おう!」という流れに。
ちなみにカミさんは機械オンチなので、機種選びはボクに一任されてます。
サロンでの使用がメインですが、一応ボクも使わせてもらえるということで機種の下調べにも自然と熱が入ります。
以前、冷蔵庫が壊れて買い替えたときは全然テンションが上がらなかったんですけど。
一眼レフとミラーレスのどっちがいいかで迷う
購入にあたって、ネットやお店で調べたりしたですが、やはり一眼レフってデカイ。。
室内使用がメインとはいえ、あまりデカイと結局持ち運びが苦痛になるのは目に見えています。
となるとミラーレス?
でもセンサーサイズで考えると、素人にはやはり一眼のほうが有利っぽいし。
あと、ミラーレスってファインダーがないんですよね。
こういうカメラって、何となくファインダーを覗いて撮るようなイメージがあるんですが、まあ慣れの問題かもしれません。
で色々調べた結果、それぞれ候補に上がったのがこの2機種。
OLYMPUS OM-D E-M10(ミラーレス)
メカメカしさといいエッジの効いたシャープさといい硬派な感じです。
EOS Kiss X7(一眼レフ)
丸みをおびたデザインで小さくてかわいらしい感じ。
デザインなら圧倒的に「OLYMPUS OM-D E-M10」が好み。ホレボレするデザインです。
「EOS Kiss X7」の丸っこいデザインも、これはこれで良いとは思うんですが、個人的にはもっとこうゴツっとした金属的な質感のほうが好きです。
それにしてもこのX7、めっちゃ小さい。一眼レフでは世界最小・最軽量だそうです。
OM-D E-M10とEOS Kiss X7を比較してみる
そもそもこの2機種を比較するのもヤボな話なんですが、あえて比べてみます。
OLYMPUS OM-D E-M10のいいところ
- とにかくかっこいい
- 小さい
- 軽い(350g)
- WiFiが使える
- 液晶がチルト式
EOS Kiss X7のいいところ
- Canonの絵の暖かみのある色合いが好き
- 単焦点レンズ EF40mmF2.8 STMの評判がいいので使ってみたい。
- 軽い(370g)
- 白色という選択肢がある
ボク的には「OM-D」なのですが、今回メインで使うのはカミさんです。
それなら、サロンのイメージに合う「EOS Kiss X7」のほうがいいかも。
重さに関してもほとんど変わらないし値段も一緒くらいだし。
EOS Kiss X7にするならどのレンズの組み合わせがいいのか
第一候補の「EOS Kiss X7」について調べてみると、レンズの組み合わせの選択肢が色々ありました。
カカクコムなどのレビュー記事を見ると、EF40mm F2.8 STMの評判がとてもいい。
いわゆる単焦点のパンケーキレンズってやつです。
これは是非とも使ってみたい、という事を前提に考えると
- 1.ボディ
・本体
※EF40mm F2.8 STM(別売)この組み合わせが最も安くつく。
でも出来れば標準ズームレンズも欲しいところ。
- 2.レンズキット
・本体
・EF-S18-55mm F3.5-5.6 IS STM
※EF40mm F2.8 STM(別売)組み合わせとしてはベスト。
- 3.ダブルズームキット
・本体
・EF-S18-55mm F3.5-5.6 IS STM
・EF-S55-250mm F4-5.6 IS IIこの大きなズームレンズはいらないかな。
- 4.ダブルレンズキット
・本体
・EF40mm F2.8 STM
・EF-S18-55mm F3.5-5.6 IS STM55mmだけ黒っていうのがなんかイヤ。
なんでこんな中途半端なセットを出したのか理解に苦しむ。
- 5.ダブルレンズキット2
・本体
・EF40mm F2.8 STM
・EF-S18-55mm F3.5-5.6 IS STM色のまとまり、組み合わせ共にベスト。
となると「2」の真っ黒バージョンにするか、「5」の真っ白バージョンにするか。
白で統一されたダブルレンズキット2は魅力的なのですが、黒と比べると値段が7~8千円くらい高い。
うーん、色の違いだけでこの価格差ってどうなんだろう?
初心者でも使いやすいカメラって?
ボクにとっての使いやすさって、「コンパクトなこと」とか「ややこしい設定をしなくてもオートで綺麗にとれること」とかになってくるんですが、それも実際に触ってみないとわかりません。
というわけで、ヨドバシカメラで偵察してみることに。
まず第一候補のEOSちゃんについて聞きたいことがあったので店員さんに声をかけようとしたんですが、みんな忙しそうで中々つかまりません。
仕方ないので他の機種をぶらぶら見ることにします。
いやー、やっぱりOM-Dいいなー。 すんごいカッコいい。それに小さくて扱いやすそう。
液晶も動くしWi-Fiもついてる、やっぱりこれにするかな、と心をぐらつかせながらしばらくウロウロしていると、女性客に熱心に説明している店員さんを発見。
どうやらこれを推してるみたいです。
↓↓↓
PENTAX K-S1(一眼レフ)
僕も興味があったので横で説明聞いていたのですが、これのライバル機というか、同じラインにあるのがどうやらEOS kiss X7だそうで、その性能の違いを説明していました。
なんでも、大手Canonと同じレベルだとみんなEOSを買うので、値段は同じくらいでEOSを圧倒的に上回る性能を盛り込んでいるそうです。
もう「EOSを買う理由がない」とまで言ってました。そのくらいスゴイらしいです。
(Canonが嫌いなんでしょうか?結構ケチョンケチョンです。)
でそのPENTAX K-S1ですが、手に取ってみると結構持ちやすい。ボディ片側をスパっと切り落とした、なかなか思い切った面白いデザインです。
カクカクっとしてるわりにコロンとしていてちょっとかわいい。持った感じもしっくりくるしEOSみたいにホワイトもある。
「K-S1」の性能がスゴイのはよくわかったので、念のためEOS kiss X7のほうが上回っている部分は無いのか、店員さんに聞いてみると、
「うーん、しいて言うならX7のほうが軽いってことくらいですかね。」
(いや、それってかなり重要なポイントなんだけど・・・)
ところで、そもそも僕やカミさんみたいな素人が、その高い次元での性能の違いを実感できるんでしょうか。
自動車で例えるなら、時速200キロ時の走行安定性や コーナーリング時でのサスペンションの路面追従性能の良さでクルマを選ぶようなもの。
性能が良いに越した事は無いけど「そんな走り方をしない人にはあまり必要ないのでは?」という思いと、「いやいや、腕がないからこそ基本性能の良いものを選んでおくべきでは?」という思いが交錯。
自分にとって必要な条件を整理してみる
- 初心者でも使いやすいこと
- デザインが気に入ること
- 持ち運びが苦にならない大きさや重さ
- 通常の使い方で発揮できる一眼レフとしての基本性能
こうしてみると「K-S1」もかなり条件に当てはまるっちゃー当てはまります。
ただ、どうにも我慢出来ないのが
緑色に光るLED
ヒエー、なにこれ最悪、だっさー。
小学生じゃあるまいし、こんなとこ光らせて喜ぶとでも?うーん、ちょっと理解出来ん。
しかも、あとで調べてみたら緑色だけじゃなく、状態によって赤色や青色にも変化して光るそうです。頼むからヤメテクレー。
さらに前面のグリップ部だけじゃなく、ご丁寧に電源部やダイヤル部まで。
余計な事を・・・
これって、設定で光らないように出来るんでしょうか? もし出来ないなら候補から抹消です。
「K-S1」の例のLEDはどうやら消せるらしい事が判明
どうやらボディに埋め込まれたLEDは点灯しない設定にも出来るみたいです。
いやー安心しました。これで候補は、
- OLYMPUS OM-D E-M10(ミラーレス)
- EOS Kiss X7(一眼レフ)
- PENTAX K-S1(一眼レフ)
の三つ巴となったわけですが、ここで自分の中の順位をまとめてみました。
- 個人的なデザインの好み
1位:OM-D
2位:EOS
3位:K-S1
- 女性っぽさ(一応カミさん用なので)
1位:EOS
2位:K-S1
3位:OM-D
- サイズ
1位:OM-D (119.1×82.3×45.9 mm)
2位:EOS (116.8×90.7×69.4 mm)
3位:K-S1 (120.0×92.5×69.5 mm)
- 軽さ
1位:OM-D (350g)
2位:EOS (370g)
3位:K-S1 (498g)
- 性能(多分)
1位:K-S1
2位:EOS ・OM-D
- 機能
1位:OM-D (Wi-Fiと可動式液晶)
2位:EOS ・K-S1
EOS Kiss X7 ホワイトのダブルレンズキット2に決定!
さんざん悩んだ末、結局これを購入しました。
「EOS Kiss X7 ダブルレンズキット2(ホワイト)」
決め手は3つありました。
- 1つ目
ますデザインです。
個人的には「OLYMPUS OM-D E-M10」が好みだったんですが、やはり今回はカミさんがサロンで使うのがメインって事を考えると、「EOS」の白が一番雰囲気が合ってるかなと。
- 2つ目
やはり軽いこと。持ち運びなどを考え、今回は軽さという性能を重視しました。
- 3つ目
単純に、単焦点レンズの「EF40mmF2.8 STM」を使ってみたかったという理由。
EOS Kiss X7の外装
レンズ装着前
EF-S18-55mm F3.5-5.6 IS STM 装着
EF40mm F2.8 STM 装着
この寸詰まり感、か、かわいい。。
ちょと雰囲気似てる。↓↓↓
出典:https://aidol-doggy.at.webry.info/201110/index.html
シャープなデザインのほうが好きとか言ってたけど、このマルっこいデザインもどんどん好きになってきました。
肝心の写真の仕上がりのほうですが、これもかなりきれいに撮れます。
「EF-S18-55mm F3.5-5.6 IS STM」と「EF40mmF2.8 STM」どちらのレンズをメインで使うか、同じ条件で人物を撮り比べてみましたが、「EF40mmF2.8 STM」のほうが若干くっきりとしてきれいでした。
よかった、こっちの方がちっちゃいし。
これならレンズ付けっぱなしでもバッグに入るくらいコンパクトに収まります。
EOS Kiss X7で撮影
ここからは軽くレビューなんぞ。
とりあえず近くにあったものを撮ってみました。
背景はよくボケます。
手前にピント
奥にピント
コーヒーカップ。適当に撮ってもいい感じになります。
簡単で使いやすいから撮ってて楽しいです♪
EOS Kiss X7の良い点
何と言っても安い
一眼レフって高価なイメージがありますが、このEOS Kiss X7の本体価格は4万円程度。レンズ付きでも5~6万円です。
これって、ちょっとしたコンデジ並み。
「キレイな写真が撮りたいけど一眼は高いからなー」って人でも、このくらいの値段なら取っ付き易いですよね。
小さくて軽い
小ささや軽さというのは、持ち運びや持ち歩きを考えた場合、かなり重要なファクターと言えます。
出かけるときカメラが重かったり大きかったりすると結局、「うーん、荷物になるし、今回はコンデジでいいか」ってなります。
いくら良いカメラでも、使わなければ意味無いですもんね。
デザインや白い色がいい
好みは分かれるかもしれませんが、このコロンと丸っこいデザイン、なかなかかわいらしいんじゃないでしょうか。
ボディーカラーのホワイトも単に真っ白というわけではなく、ところどころグレーの部分もあって、その組み合わせ具合がとてもオシャレです。
あまり見ないカラーですし女性ウケもよさそう。
いきなりゴッツイ真っ黒なマシンを向けられると撮られるほうも緊張してしまいますが、これなら心理的圧迫感もなさそうです。
綺麗に撮れる
値段は安いけど、そこはやはり一眼レフ。コンデジとは明らかに違う仕上がりで、かなりキレイな写真が撮れます。
X7はよくエントリーモデルとして紹介されていますが、あれこれ使いこなせない初心者のボクやカミさんにしてみればオートでこれだけ画質が良ければ充分です。
EOS Kiss X7の残念な点
液晶が固定式
当初「バリアングル液晶やチルト式液晶なんていらん」って思ってましたが、たまに「液晶が動いたらなー」って思うことがあります。
カメラの高さに顔を合わせなくていいのはやっぱり便利だということに今更ながら気づきました。
Wi-fi機能がない
撮った写真をパソコンやスマホで見るとき、いちいちSDカードを出し入れするのは正直面倒です。
特に、撮ったらすぐにインスタなどのSNSにアップしたいという方にとって、この手間はストレスかもしれないですね。
今はWi-fi機能を搭載しているSDカードが販売されてるんで、それを使えば問題解消です。
ホワイトは汚れが目立つ
このX7 ホワイトは少しマットで品のいい白色。
とてもキレイなんですが、やはり汚れると目立っちゃうんですよね。
特にグリップの部分とかはゴムっぽい素材になってるんで、汚れが定着しやすいです。
汚れたらすぐにクリーナーなどで拭いてやるといいかもしれないですね。
シャッター音がイマイチ
本当は「シャキン」という、もっとメカニカル音がして欲しいんですが、こいつは「シャカ」と「パコン」がミックスされた「パシャコン」といった音がします。
気にならない人は気にならないのかもしれませんが・・・
白い交換レンズが少ない
標準のキットで使用してる分には問題ないんですが、もしもレンズの故障や紛失してしまった場合、色がチグハグになってしまう可能性が大。
だって、白レンズ単体では販売されてないんですよー。
あと、別のレンズにグレードアップしたい場合も黒いレンズを付けるしか方法がありません。
まとめ
長々と書いてしまいましたが、トータルするとものすごくよく出来たカメラだと思います。
こんなに使いやすくてレンズが2つも付いてこの値段って、コスパ スゴすぎませんか?
次から次に新製品が発表される中、今だに価格コムの一眼レフ人気ランキングの上位に君臨してるのもうなずけます。
きっと上級者の方からすれば不満な部分もいっぱいあると思うんですが、初心者にとっては必要十分。
とにかく世界最小最軽量というのは、どの一眼にも真似できないすばらしさです。
多くの機能はいらないけど、軽くてオシャレな一眼レフを探している方には超おすすめですよ。