日焼けが嫌なら食べ物に注意!促進させるものと防止するもの
2020/03/24
日焼け対策、頑張ってますか?
昔は小麦色の肌が若さの象徴ともてはやされた時代もありましたが、今は美白ブーム。
健康的にも紫外線はお肌に良くないことがわかっていますね。
帽子をかぶったり手袋をしたりサングラスをしたり、紫外線対策としてできる事はたくさんあります。
でも忘れてはならないのが食べ物。
実は食べ物によって日焼けを防止する物もあれば、逆に日焼けを促進させてしまう物もあるんです。
日焼けしたくないなら食べ物に注意
紫外線を吸収してしまうソラレン
ソラレンって、あまり聞き馴染みが無いかもしれませんが「光毒性物質」と呼ばれ、お肌にとっては大敵となる性質を持っています。
ソラレンが含まれる食べ物を摂取すると、2時間ほどで体内の隅々に行きわたるのですが、丁度このタイミングで日光にあたってしまうとぐんぐん紫外線を吸収してしまいます。
その結果、通常よりも日焼けしすぎてしまったりシミやシワの原因になったりしちゃうんです。
食べるだけで日焼けしやすくなるなんて、ちょっと驚きですよね。
ソラレンの持つ光毒性は摂取2時間後がピークで、その後約5時間かけてだんだん低下していきます。
つまり合計7時間くらいは要注意タイム。
なので夕食に食べる分には大丈夫ですが、朝食に摂るのは考えものなんですね。
肌に付着するとさらに良くないソラレン
ちなみに、食べるのがだめなだけでなく、肌につくのも良くないといわれています。
子供が飲んでいたライムジュースをふざけてかけ合ったことで、その後のプールに入った後に全身に火傷の症状が現れたという海外のニュースがありました。これもライムに含まれるソラレンによる光毒性のしわざです。
一時流行りましたが、果物や野菜をスライスして顔にのせる「〇〇パック」みたいなのも、紫外線対策としては逆効果ですし、それどころか火傷やシミの原因になりかねませんので絶対にやめておきましょう。
ソラレンを含んだものは食べないほうがいいの?
ソラレンを含んでいるから、食べないほうがいいというわけではありません。
ソラレン自体は食べても健康に害を及ぼすものではありませんし、むしろその他の良い成分をたくさん含んでいる栄養価の高い食べ物もたくさんあります。
紫外線の吸収を促進させてしまうといった側面があるのは事実ですが、食べる時間帯などに気をつけておけば全然問題はありません。
ただ、外に出る予定がある場合などはもちろんですが、家の中にいる場合でも、窓やカーテン越し、光の反射などによって紫外線は入ってきます。
美白を目指す人であれば、こういったことにも注意をはらい、食べるタイミングに気を遣いたいところですね。
なお、外出の際の紫外線対策としてはサングラスが効果的です。
これも意外かもしれませんが、結構日焼けって目からもするものなので注意しましょう。
■紫外線対策でサングラスの効果。日焼けは目から?コンタクトでもいい?
食べ物以外で光毒性のある意外なもの
ソラレンを含んだ物はなるべく夜に食べるようにすれば大丈夫。
確かにそうなんですが、実は光毒性があるものって食べ物以外にもあるんです。
それはエッセンシャルオイルと呼ばれる精油です。
おもに、ベルガモット、アンジェリカ・ルート、オレンジ・ビター、レモン、グレープフルーツ、に多く含まれています。
アロマテラピーなどがブームですが、これらを使用する場合もやはり時間帯に気をつけましょう。
美容のためにやっているのに逆効果だったなんて笑えないですよね。
日焼けを促進させる食べ物
これは前章で説明した、ソラレンを含んだ食べ物ということですね。
意外にも朝食でよく登場する食べ物です。
- 果物
レモン、オレンジ、グレープフルーツ、いちじく、マンゴー
- 野菜
きゅうり、セロリ、ニンジン、パセリ、しそ
おもに野菜と果物に多く含まれています。
でもこれって、サラダがダメってことですよね。
「オレンジジュースやグレープフルーツジュースなんて、朝食の定番じゃん!」
「しかもスムージーにも入れてたし!」
って方も多いのではないでしょうか。
いままで良いと思っていたものが逆効果だったなんてショックですよね。
これから朝食には一体何を食べれば良いの?って。
安心してください。日焼け防止に効果のある食べ物もちゃんとあります。
まずは前章のソラレンが気になっていると思うので、朝に食べても問題のない果物と野菜をご紹介しておきます。
ソラレンが少ない、朝に食べても問題のない果物と野菜
- 果物
バナナ、リンゴ、ぶどう、桃、スイカ、いちご
- 野菜
トマト、レタス、キャベツ、小松菜、パプリカ、大根、ごぼう、ネギ
これらの食材で作ったサラダやスムージー、ジュース等なら大丈夫ですよ。
日焼け対策に効果的な食べ物
- アボガド
栄養価の高さは折り紙付き。ビタミンB群、ルチン、不飽和脂肪酸、コエンザイムQ10が豊富に含まれており、「食べる日焼け止め」といわれるほどです。
- トマト
トマトに含まれるリコピンは日光に対する耐性を上げる作用があります。
- ブロッコリー、カリフラワー
これらアブラナ科の野菜には抗酸化物質が含まれており、日焼け防止に効果があるだけではなく、日焼けで傷んだ肌を修復する作用があります。
- さつまいも
さつまいもに豊富に含まれるβカロチンは日焼け防止に効果があります。
- 貝類、サバ、イワシ、サケ、マス
これらに含まれるオメガ3脂肪酸はシミ、シワの原因となる日焼けのダメージから肌を守る作用があります。
- ダークチョコレート
ダークチョコに含まれるフラボノイドやカテキンが紫外線に対する耐性を高めます。
- アーモンド
アーモンドに含まれるケルセチンというフラボノイドが肌を日焼けから守る効果があります。
まとめ
いかがだったでしょうか。
意外にも、朝食の定番みたいなものが紫外線の吸収を高めてしまうんですね。
「全然意識せずに食べてたー」という方も多いのではないかと思います。
繰り返しになりますが、これらのものを食べることは自体は全然悪いことではありませんし、タイミングさえ間違わなければなんら問題ありません。
でも同じ食べるなら、効果的に栄養がとれて、しかも美容に良いほうがいいですよね。
さっそく今日からでも、食事による美白対策をしてみてくださいね。