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花粉症対策でレーザー治療の効果は?いつがベスト?痛みは?

      2016/10/11

花粉症対策でレーザー治療の効果
春になると決まって現れる花粉症。

毎年つらい思いをされている方、特に今年あらたに社会人としてスタートする方にとっては、悩みの種ですよね。

対策としてレーザー治療を検討しているかもしれませんが、わからない事も多いのではないでしょうか。

ここではレーザー治療の効果、するタイミング、痛みの程度などについて解説しています。

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花粉症対策でレーザー治療の効果は?

一番気になるのが「本当に効果があるのか」「効果はどのくらい続くのか」という点ですね。

効果に関しては約60〜80%の方が効果を実感されているとの報告があります。
持続期間は、長い人で10年、短い人で1年と個人によってかなり開きがありますが、平均すると2〜3年といったところでしょうか。

レーザー治療には大きく分けて3種類あります。

  • 光活性化型レーザー治療(LLLT)
  • 光破壊型レーザー治療(HLLT)
  • 光融合型レーザー治療(MLLT)

この中で花粉症の治療として主に普及しているのは「HLLT」「MLLT」です。

どちらもアレルギー性鼻炎による症状を抑えるという目的は同じですが、治療にかかる時間や術後の安定に要する期間、効果、治療のタイミングが違います。

医院によって導入している方式や機器が違うので、まずはそれぞれの違いをざっと確認してみましょう。

光破壊型レーザー治療(HLLT)

一般的によく使用されている従来型の花粉症のレーザー治療です。
約800度の温度でレーザーを照射し、鼻の粘膜を焼くことでアレルギーの発生を抑えます、

  • 麻酔液を含ませたガーゼを鼻の穴から奥にかけて詰める
  • 術後約1ヶ月くらいは鼻からカサブタが取れる状態が続く
  • 治療時間は片側約10~20分程度
  • 治療費は3割負担で約10,000円前後

光融合型レーザー治療(MLLT)

ミディアムレアと呼ばれている、最近注目を浴びているレーザー治療です。
60度の低温処置で鼻の粘膜を蛋白凝固、変性させることでアレルギーが生じないようにします。

  • 麻酔はスプレータイプのものを使用することが多く、鼻腔内にシュッと噴霧
  • 低温のなので回復に要する期間も約1週間程度と短め
  • 治療時間は片側約3分程度
  • 治療費は3割負担で約10,000円前後

こうしてみると「MLLT」がいいことづくめのように感じますが「HLLT」にも良いことろはあります。

  • 普及しており術例も多いため信頼性が高い
  • 導入している医院が多いので、近くでみつかりやすい

などです。

なお、どちらのタイプも期待できるのは鼻炎の解消のみで、目や皮膚トラブルなどには一切効果はありません。

花粉症でレーザーするならいつがいい?

「来年こそは早めに手を打とう」と毎年思うものの、シーズンが過ぎればすっかり忘れてしまい、結局対策が後手に回るということの繰り返し。

花粉症あるあるですね。

「HLLT」と「MLLT」は治療に適したタイミングが違うので注意が必要です。

「HLLT」ですが、すでに鼻水など花粉症の症状が現れている場合は治療できません。水がレーザーを通さないためです。
そのため、シーズン前かシーズン後に行うことになり、一番つらい時期を我慢しなければならないという、なんとももどかしい状態になってしまします。
アレルギーの症状があらわれる1〜2ヶ月前くらいのタイミングでの行うのが良いでしょう。

「MLLT」は鼻水が多くてもレーザーが通るので、すでに症状が現れている状態でも治療が可能です。
もちろんシーズン前でも可能ですし、そのほうが少しでもつらい思いをせずにすむのですが、「今がつらい」という方にとっては心強いですね。

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花粉症のレーザー治療って痛みはどのくらい?

「レーザーで焼くなんて、痛そう」という不安から、積極的になれなかった人も多いのではないかと思いますが、麻酔がきちんと効いていれば、痛みはほとんど感じず、むしろ麻酔薬を含ませたガーゼを鼻に入れられる方が不快と感じる方も多いようです。

スプレータイプの麻酔薬の場合であれば、それさえあまり感じないでしょう。

術後の痛みもほとんどありませんが、30分くらい経つと鼻水が増えてきてきます。

少しだけの場合もあれば大量に出る場合もあり、それが3~7日間ほどつづきます。

「HLLT」の場合だと、鼻をかむたびにかさぶたが取れるなどの状態が続きますが、それも1ヶ月ほどでおさまります。

 参考記事 

※スギ花粉症を完治させたい方
■花粉症の舌下治療とは?その効果 費用や期間についてのまとめ

 参考記事 

※そこまでひどくは無いという方
■花粉症の鼻づまりを改善!眠れないときはどうする?治す方法は?
■花粉症の治療に使われる注射の種類/メリットとデメリットは?

まとめ

いかがだったでしょうか。

現在、主なレーザー治療は光破壊型レーザー治療(HLLT)と光融合型レーザー治療(MLLT)の2種類で、それぞれ特徴があるということがおわかりいただけたと思います。

どちらの方式になるかは病院が導入している機械によって決まります。
(どちらも導入している病院もあります。)

それぞれに良い所がありますが、総合するとMLLTのほうに分があるかんじですね。

花粉症の症状が出ている状態でも治療できるMLLTは、すでにどうしようと悩んでいる方にとってありがたい存在です。

また痛みに関しては「HLLT」「MLLT」共に、治療中も治療後もほとんど感じないというのが安心ですね。

毎シーズン花粉症に悩まされている方、社会人としてすっきりとしたスタートを切りたい方は一度検討してみてはどうでしょうか。

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