成人式の振袖はレンタルor購入?メリットとデメリット/割合はどちらが多い?
2017/12/11
年が明けると色んな呉服屋さんから成人式の振袖に関する大量のDMが届きだしますね。
最初はレンタルにするつもりだったはずが、実際にお店を訪れていろいろ実物を見ているうちに、
「一生に一度だから」
「このくらいの値段の差なら購入したほうが得」
「何回も着れるし」
と、どんどん気持ちが購入の方に傾いていくという方も多いのではないでしょうか。
レンタルと購入、どちらのほうがいいんでしょう?
それぞれのメリットとデメリットって何なんでしょう?
割合としてはどちらを選ぶ人が多いんでしょう?
ここでは、これらの疑問についてお答えしています。
成人式の振袖はレンタルと購入のどちらがいい?
購入とレンタルのどちらがいいかは、その方の使用頻度によります。
成人式以外にも今後たくさん着る機会があるという方であれば購入されるほうがいいと思います。
ただし、着物を着るには着付けやヘアメイクといった別途費用がかかりますので、元を取ろうとするたびに毎回2万円前後の新たな出費がかさんできます。
たとえば、振袖を30万円で購入した場合だと、成人式を含め合計3回着る機会があれば1回万10円ですが、着付けやヘアメイク代、その他を合わせると1回12万円以上にはなります。
12万円あれば毎回違う洋服を買っても、余ったお金でちょっとした旅行くらい行けそうですね。
ちなみに2回しか着なければ1回17万円以上です。
人によっては着物は面倒くさいし大変なので、成人式以外では着ないとい方もいらっしゃいます。
もちろん価値をどこに置くかは人それぞれですが、あまり着ないと分っている場合の購入は少し勿体無い気もします。
今は、自分でオーダーしたものをレンタルできる「オーダーレンタル」というものもあります。
もちろんレンタルとしては割高にはなりますが、自分が好きな生地を自分に合ったサイズで仕立てたものを着ることができるので、購入するのと同等の満足感があります。
ここからは、ちょっと個人的な意見になるんですが、もし購入かレンタルかで迷われているのでしたら レンタルにしておくほうが良いのではないかと思います。
着物の柄には流行があります。今は気に入っていたとしても、この先好みが変わるということも十分考えられます。
自分の妹や 将来娘ができた時のことを考えると購入したほうがお得という考えもありますが、一生に数回のことだからこそ自分が納得できるものを着るほうがいいと思います。
■成人式の振袖のレンタル時期はいつごろ?金額はいくら?人気の色や柄は?
振袖を購入する場合のメリットとデメリット
振袖を購入するメリット
・好みの色柄が選べ、自分に合ったサイズの仕立てができる。
・成人式以外でも、卒業式、結婚式、パーティーなど何度でも着ることができる。
・姉妹で着回すこともできるし、将来自分の娘にも着せてあげられる。
・袖を詰めれば訪問着として使える。
振袖を購入するデメリット
・値段が高くつく。
・保管場所が必要。
・クリーニングや染み抜きなどのお手入れ、ムシ食いやカビなどの管理がが必要。
・今後の流行に合わなくなる可能性がある。
・未婚の間しか着れない。
振袖をレンタルする場合のメリットとデメリット
振袖をレンタルするメリット
・値段が安くて済む。
・保管場所が不要。
・クリーニング等のメンテナンスが不要。
・毎回流行のものを選ぶことができる。
振袖をレンタルするデメリット
・平均サイズ以外の選択肢が少ない。
・着る機会が増えれば、その都度レンタル費用がかかる。
振袖をレンタルする人と購入する人の割合は?
現在、成人式の振袖は半数以上の方がレンタルを利用しています。
新たに購入する人は全体の2割以下で、残りは親や親戚などが持っていた物を借りたりしています。
最近の若い方には信じられないかもしれませんが、30年ほど前はほとんどの人が成人式のために振袖を購入しており、金額の相場は約100万円程度でした。
それが当たり前であり、娘を持つ親の最大の楽しみでもあり苦労でもあったんですね。
なので3人娘などと聞くと「うわ~将来大変だね~」と笑いながら合言葉のように言ってました。
今は一人っ子の方も多くなり、着回しする機会も減ってきていますので、これからはますますレンタルが主流になっていくかもしれませんね。
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■成人式の振袖で大きいサイズがレンタルで合わない場合は?身長との関係
成人式の振袖 レンタルと購入についてのまとめ
いかがだったでしょうか。
昔と違い、今や振袖は、母から娘へ、姉から妹へと使い継がれていくものではなくなりつつあります。
やはり高価なものである割に、着る機会が減っているためだと思われます。
今は振袖をレンタルできるお店も多くなっていますし、ネットなどの一式レンタルサービスなどはとても手軽で便利です。
目安としては多少大雑把ではありますが、20歳から結婚するまでの間に5回以上着るのであれば購入される価値はあるかもしれないですね。
しかし注意しておかなければいけないのが、着るたびに着付けやヘアメイク等に費用がかかるという事と、柄には流行があるという事です。
元を取るために、別途費用をかけてまで無理に流行遅れの気に入らないものを着るというのであれば本末転倒です。
また、生地の良し悪しは素人目にもすぐにわかるので、安いものを購入するのであれば同等の値段でレンタルされる方が満足度は高いでしょう。
いずれにしても成人式は一生に一度。後悔のないようにしたいですね。