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梅雨の湿気から楽器を守る!ギターやベースの管理と保管場所

      2016/11/07

梅雨時期のギターやベースの管理
梅雨の時期ってジメジメしててホントいやですね。
洗濯物は乾きにくいし、髪の毛もまとまらないし。

でも不快な思いをしているのは人間だけではありません。
楽器にとっても湿気は大敵。
うっかりしてると大切な楽器を傷めてしまいますよ。

ここでは湿気が楽器に及ぼす影響、梅雨時期の楽器の管理方法や保管場所についてご説明しています。

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梅雨の湿気は楽器の敵

ギターやベースをはじめとした多くの楽器は木で出来ています。
生の木はたくさんの水分を含んでいるので、そのままでは楽器の材料としては不都合です。
楽器に適した含水率にするためには、シーズニングや機械による乾燥が必要です。

しかしそういった工程を経て製品になった後でも、湿度が高いと木は膨張したり反ったりしてしまうことがあります。
また、金属も湿気に敏感で、放っておくとすぐにサビがでてきたりします。

このように、おもに木と金属で出来ている楽器にとって、梅雨時期の湿気は大敵といえますね。

では湿気による狂いやサビは楽器に対して具体的にどの部分に影響を与えるのでしょうか。

ネックが反る

楽器のパーツの中でも、ネックは特に湿気の影響によるダメージを受けやすい部分です。
ネックが反って弾きにくくなるだけでなく、ひどい場合はねじれや波打ち、ハイ起きの原因にもなります。
こうなるとトラスロッドだけでは調整ができず、アイロン、指板やフレットを削るなどの専門的な対処が必要になります。
また、トラスロッドが入っていないアコースティック楽器の場合はさらに修正が困難になります。

チューニングが狂う

これもネックによるところが大きいのですが、ネックが安定していない状態だとすぐにチューニングが狂います。
フレットに波打ちが発生すると、いくらチューニングを合わせてもポジションによってはずれているという、かなり気持ち悪い状態になります。

弦や金属パーツが錆びる

湿気が多いとスチール弦はすぐにサビてしまいます。
あと、ペグ、ブリッジ、ネックプレート、ピックアップのポールピース、etc.など、金属で出来ている部分はたくさんあります。
メッキの厚さにもよりますが、赤錆はすぐに広がってしまうので注意が必要です。

ガリが出る

シャックの差込部やコントロールの部分もサビが出やすいパーツです。
この部分が錆びると接触不良によって音が出にくくなったりバリバリと音がしたりします。

音がいつもと違う

楽器自体が湿気ると音が変化します。
大抵の楽器はウレタンかポリエステル、ラッカー、オイルフィニッシュなどで保護しているので、表面からガンガン水分を吸うというわけではないのですが、湿気なんていうものはどこからでも入っていきます。

毎日弾いていると、楽器がよく鳴るときとそうでないときなど、日によって音に違いがあることに気づくはずです。
もちろん音の違いは弦の劣化や、その他のいろんな条件にも影響されますが、明らかに弦などとは違う種類の、なんだかこもったような音になることがあります。

かと思えば別の日はすっきりとした音になったりすることもあるので、やはり湿気によるコンディションの違いと考えるのが妥当でしょう。
特にアコースティックギターなどは外側こそクリア塗装で保護されていますが、内側は無塗装ですし、大きなホールが開いていますので、湿気の影響を受けやすいことは間違いありません。

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梅雨時期のギターやベースの管理

梅雨時期の管理方法

楽器にとって一番よい湿度は50%といわれています。
しかし梅雨時期になると部屋の湿度は平気で70〜80%を超えてきます。

このジメジメした状態というのは楽器にとって良くない状態です。
エアコン等で湿度管理をしてやるのが良いのですが、かと言ってやみくもに乾燥させれば良いというわけでもありません。
急激に乾燥させ続けると塗装にクラックが入ったり、木が割れてしまったりする場合もあります。

エアコンをつけっぱなしにしていたり、エアコンの風が直接当たる場所においておくと乾燥しすぎることがあるので、除湿機などをつかって全体的に湿気をとるというのが理想的です。

また乾燥剤を使うのもよいでしょう。
楽器用の乾燥剤が販売されていますので、ハードケースの中に入れておくだけで湿度が保たれます。
楽器用でない一般的な乾燥剤を使用する場合は直接ケースには入れず、ケースを置いておく場所の湿気取りとして使用しましょう。

梅雨時期の保管場所

ギターやベースなど、弾き終わった後はどうしていますか?
スタンドに立てかけておく?
その都度ケースにしまう?

こういった弦楽器は斜めにしたり横にしたりしておくと、楽器自体の重みでネック部分やボディーとの接合部分に負担がかかります。

ネックの反りに多いのは順反りですが、特に梅雨のような湿気が多い時期に立てかけた状態にしておくと、ますますネックが反りやすくなります。

吊るして保管

一番いいのは吊るしておくことです。
楽器屋さんのディスプレイでよく見かけるあの感じですね。
これなら自重で下に引っ張られている状態ですのでネックが反りにくくなります。
あくまでヘッド部分からボディーが垂直にぶらさがっている状態が理想的です。

ただし、ホコリには注意しましょう。
ホコリが付くと、そのホコリ自体が湿気を吸ってしまい、楽器の表面に長くとどまるので良くありません。

  • ヘッド部分を支える吊り下げ式のU字型パーツ

    壁面などにビス止めできるようになっています。
    従来のものは、取り付ける壁自体にネタが入っていないとしっかりと固定できず、柱か鴨居にしか取り付けられなかったのですが、最近は石膏ボードの壁にに細い釘を打つだけで設置できるものもあるようですね。

    もしくは、天井と床で突っ張れるようなネットがありますので、それをまずそれを壁際に設置し、そのネットに専用のU字パーツを取り付けるという方法もあります。

  • 吊り下げ式のスタンド

    ギタースタンド(ベーススタンド)も立てかけるタイプのものではなく、吊り下げ式のものを使用するようにしましょう。

ハードケース、またはソフトケースに入れて保管

たまにしか弾かない、もしくはほとんど弾いてないという場合もあるかと思います。
長期間外に出しっぱなしにしておくとホコリがつきますので、こういった場合はやはりケースに入れてしまっておくほうが良いですね。

押入れやクローゼットにしまっておく事が多いと思いますが、こういった場所は案外風通しが悪く湿気がこもりがちです。
下にスノコをひくなどしてできるだけ空気が循環しやすい環境にしておくことが大切です。
たまにふすまや扉を開放し、扇風機などで風を送ってやるようにするのも効果的です。

あと、ケースに入れた楽器をベッドの下のスキマに置いている人がいますが、これはNGです。
ベッドの下って、寝ている間の汗による湿気がたまりやすい場所なんです。
久しぶりにケースを開けたらカビがびっしり、なんて事態を避けるためにも、ベッドの下に保管するのはやめておきましょう。

なお、当分弾かないという場合は弦を少しゆるめておくとネックに負担がかかりません。
また弦とネックと間に綿のタオルを挟んでおくと湿気を吸ってくれますので弦が錆びにくくなります。
でも、できればたまにはケースを開けて、ケース自体を陰干しするなどしましょう。

まとめ

いかがだったでしょうか。

普段であればそれほど神経質になる必要もないのですが、やはりこの梅雨時期は要注意。
カビやサビで楽器をダメにしたくないですよね。

人間にとって快適と感じる湿度と楽器の保管に適した湿度はどちらも50%前後。
なんだか気持ち悪いなと感じたら、それは楽器も同じということ。

できるだけ快適な環境になるような工夫して、梅雨の時期を乗り切りたいですね。

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