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ステンレスキッチンのサビの落とし方/原因&錆びない方法

      2019/12/08

ステンレスキッチンのサビの落とし方/原因&錆びない方法
ステンレスのキッチンについたサビ。
なかなか取れなかったり、頑張って取ってもまたすぐに錆びてきたり。
なんだかガッカリしちゃいますよね。

そこで今回は

「ステンレスキッチンのシンクについたサビの落とし方」
「ステンレスが錆びる原因」
「錆びないようにする方法」

についてご紹介いたします。

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ステンレスキッチンについた錆の落とし方

ステンレスは錆びないって思っている方も多いと思いますが、正確には錆びないのではなくて「錆びにくい」が正解です。
なので、条件が整うと錆びるます。

しかし、「さびた〜!」と思っている中には、実は他のサビがくっついただけの状態のものもあるんです。
いわゆる「もらいサビ」というものですね。

たとえば濡れた鉄の包丁を置きっぱなしにしていたとか、濡れた空き缶をそのままにしておいたとか。

よく缶の丸い形のサビがそのまま転写されたみたいになることありますよね。アレです。

一旦付いたサビは台所用洗剤でなどでこすってもとれません。

ではどうすればとれるんでしょう?

比較的軽度な場合〜かなり頑固な場合など、サビのこびりつき具合にもよりますが、下記の1〜6の方法で取ることができます。

1でだめなら2、それでもだめなら3と、順に進めてみてください。

サビの落とし方

  • 1.お酢とトマトの缶詰をすりつぶして混ぜたもの(ケチャップでも可)を塗っておく。
     20~30分後くらいに布巾かスポンジでこすりとる。
  • 2.重曹を付けて放置しておく。
     しばらくしてからクシャクシャに丸めたラップかストッキングでこする。
  • 3.クリームクレンザーを付けたスポンジでこする。
  • 4.クリームクレンザーにお酢かクエン酸を足して、スチールウールでこする。
  • 5.衣類用の漂白剤「ハイドロハイター」をお湯でドロっと溶いて塗っておく。
     20~30分後くらいに布で拭き取る。
  • ※通常の「ハイター」や「キッチンハイター」などの次亜塩素系ナトリウムの漂白剤は使用しないでください。

  • 6.市販のサビ取り剤を使う。「ピカット」がオススメ。

※サンポールもかなり強力なのですが、強力すぎるがゆえ失敗も多く、ステンレスに使用するにはリスクが大きすぎるのでやめておいたほうが賢明です。

ステンレスが錆びる原因は?

鉄は錆びるのにステンレスはなぜ錆びにくい?

鉄を放っておくとあっという間に赤いサビがでてきますね。そもそも鉄が錆びる原因は酸素と結合するためです。

このサビを防止するには酸素に触れさせない様にすればいいわけで、そのために塗装したりメッキをしたり、焼いて黒皮と呼ばれる黒錆をあえてつけたりします。

ただ、こういったあとづけの膜は何かのきっかけで剥がれたり、見た目にきれいでなかったりします。

そこで自ら膜を生成するように鉄にクロムやニッケルを混ぜて作られた合金がステンレスです。

ステンレスは酸素と結合することで不動態皮膜というものが作られます。

この不動態皮膜は強くこすると剥がれてしまいますが、空気中の酸素と結合することで、また新たに形成されます。

ステンレスが錆びにくいのはこの不動態皮膜おかげなんですね。

ではなぜステンレスでも錆びるの?

  • もらいサビ
  • 「サビた!」と思っている原因の大半はこの「もらいサビ」です。
    うっかり置きっぱなしにしていた他の金属製品から発生したサビがうつったものです。
    前章の方法を試していただければ大抵のサビは取れるはずです。

  • 塩素系洗浄剤や塩素系漂白剤の使用
  • ステンレスは塩素との相性がよくありません。
    塩素系の洗浄剤や漂白剤を使うと金属の腐食性が高まります。

  • ステンレス自体の問題
  • 現在流通している製品の中には、海外の粗悪な偽造ステンレスもあり、こういうものは正しい化学組成がなされないので簡単に錆びてしまいます。

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ステンレスを錆びないようにする方法

異種金属製品を置かない

ステンレスにサビが付く原因の多くは「もらいサビ」です。

空き缶やヘアピンなどを湿気のある状態で長時間置いておくと錆びてきます。特に鉄の包丁はあっという間にサビが出るので要注意です。

アルミニウム製の鍋などを直接置いたままにしておくのもやめておきましょう。

また流し台の上の水切りカゴやスポンジ置きなどを置いている部分は水のたまり場。
そのカゴがスチール製だったりするとメッキや塗膜のハゲた部分から確実にサビが出てきます。

シンクまわりを掃除しようとカゴを持ち上げてみると、その部分のサビがくっきりステンレスについてしまっていた、なんてことにならないようにしたいですね。

油分や汚れを付いたままにしておかない

油分などの汚れが付着していると酸素に触れる事ができず不動態皮膜がつくられないので、その部分が錆びやすくなります。

使用後のお手入れは、洗剤などで油汚れを綺麗に落とし、最後にできるだけ水気を拭き取っておくようにしましょう。

塩素系漂白剤を使用しない

塩素系漂白剤はステンレスを腐食させます。

また蛇口の付け根などに入り込んだ場合は除去するのが困難なため、そこからドンドン腐食が進み、蛇口のメッキが剥がれてきたりします。

一旦腐食しだすと進行は早いです。もし塩素系漂白剤を使ってしまった場合はすぐに大量の水で洗い流すようにしてください。

カビ取りなどをするのであれば、酸素系のものを使用するようにしましょう。

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まとめ

サビたと思っていたシンク、実はもらいサビかもしれませんね。サビが付いてしまった場合は、今回ご紹介した方法を試してみてください。

初期の場合なら比較的簡単にとれますし、多少ガンコに付いていても、根気強くやれば必ずとれますのでご安心を。

でも一番大切なのはまずサビを付けないこと。

それにはサビが発生する原因を知り、普段からマメなお手入れをしておく事が大切です。水分や油分を拭き取り、常に空気に触れさせておくことが重要なんですね。

せっかくのきれいなステンレスキッチン、いつまでもきれいな状態を保てるようにしましょう。

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